芸能

「わたナギ」多部未華子、「抱きつき演技でオヤジも骨抜き」“女優力”を大解剖!

 清純派女優の多部未華子の表情豊かな演技が評判だ。

 9月1日の放送で最終回を迎える多部未華子(31)主演のドラマ「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)が今期の平均視聴率で「半沢直樹」(TBS系)に次ぐ2位につけ、先週の第8話では16.7%の高視聴率を叩き出した。スポーツ紙記者が話す。

「TBSの火曜22時枠は女性が主人公で、その主人公の世代から好感が持たれることをコンセプトにしている。『わたナギ』は『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の脚本家・徳尾浩司氏を招き、黒木華(30)主演のヒット作『凪のお暇』(TBS系)を手掛けた演出陣が加わるという、意欲作です」

 さらに物語の“隠し味”は「毒親」の存在。映像プロデューサーの島右近氏が解説する。

「メイの夢は『お母さんになること』だったのに、草刈民代(55)演じるメイの母親が『仕事のデキる女性になって』という価値観を押しつけ『やればできる子』と呪いをかける。その呪文を解いてくれたのが家政夫のナギサさんです。このような『毒親』から逃げ出すドラマといえば『凪のお暇』や『過保護のカホコ』(日本テレビ系)など、いずれもヒットしています」

 さまざまな「味付け」に多部の演技力が加わり、心を奪われたのは何もアラサー女子だけではない。第7話でメイがナギサさんに抱き着くシーンをさまざまな角度から撮影し、それをスローで5回も流すなど、オヤジたちをドキッとさせるシーンもふんだんに盛り込まれているのだ。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏もこう話す。

「彼女の魅力が120%引き出されているドラマで、代表作になるでしょうね。16年に新垣結衣(32)が主演した『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)は『逃げ恥』と呼ばれ、国民的ブームとなった。今回も『わたナギ』と略称で呼ばれる人気ぶりですし、最終回の視聴率も楽しみです」

 ちなみに「逃げ恥」の平均視聴率は14.5%で「わたナギ」は最終回を前にして同じく14.5%。平均視聴率で「逃げ恥」を超える可能性は高く、多部が「令和の視聴率女王」の座に輝くのは間違いなさそうだ。

 ドラマ以外にも、映画での“艶技”や名女優・樹木希林(享年75)から後継者に指名された話など、多部の「女優力」について9月1日発売の「週刊アサヒ芸能」9月10日号が特集で詳報している。

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