スポーツ
Posted on 2020年10月01日 05:58

金村義明、槙原寛己に「上には上が…」と本音で振り返った甲子園「投手」時代

2020年10月01日 05:58

 主に近鉄バファローズで活躍した元プロ野球選手の金村義明氏は現在、野球解説者として関西弁まる出しのひょうきんなキャラクターで知られる。

 現役時代、タイトルこそ獲得してはいないが、1986年には史上39人目になるサイクルヒットを放つなど、チームのムードメーカー的な存在だった。

 そんな金村氏が、報徳学園に籍を置いていた高校時代には投手を務めていたことをご存知だろうか?

 高校3年の夏の大会では地区大会の兵庫県大会での7試合、甲子園での6試合、合計13試合を全て完投で勝利しており、甲子園優勝投手に輝いている。では、そんな金村氏が、なぜプロでは野手に転向したのだろうか。

 元フジテレビアナウンサーのフリーアナ・田中大貴のYouTubeチャンネル〈田中大貴のアスリートチャンネル【アスチャン】〉、8月26日投稿回で、その真相に迫っている。

 報徳学園が夏の甲子園優勝を遂げた年の春の大会でのこと。甲子園の1回戦で対戦したのは公立の大府高校、巨人で活躍した槙原寛己氏が投手であった。結果は大府高校に敗退、報徳学園が歴史上初の1回戦負けを喫しており、「お前のせいで負けた」などとなじられる経験をしたようだ。

 しかしそんな負け試合でも金村氏はバッティングで活躍、ホームラン、二塁打、シングルヒットをたたき出し、1回戦で負けたにもかかわらず“ナンバーワン打者”との評価もあったそうで、「ここが勘違いの始まりやね」と笑いを誘った。

 槙原氏が147キロの速球を甲子園で投げた時は会場が静まり返ったそうだ。「上には上がいる」と振り返る金村氏。プロでは完全試合も成し遂げた槙原氏のその後の活躍を見てもうなずける話であった。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク