太陽系のように、太陽の近くには水星や地球のような小柄な岩石惑星があり、遠くには木星や土星のような巨大なガス惑星が鎮座する。これまでは、これが宇宙の普遍的なルール、いわば「銀河の交通整理」だと信じられてきた。ところが今年4月、ESA(欧州宇宙...
記事全文を読む→ビートたけし付き人 アル北郷「“先輩後輩”鉄の掟と優男式“岸和田スタイル”制裁」Vol.2
殿がゴルフの練習を終え、
「おい、焼肉でも食いに行くか」
となり、わたくしも車に同乗し、焼肉屋を目指していると、殿はさっそく、
「おい、あいつどうした?」
いつもは車にいるはずの助手の若手がいないことに気付き、運転手は正直に事のなりゆきを殿に説明したのです。すると殿は、
「なんだ、お前が殴ったのか?」
と、ふだん温厚な彼が殴った事実に、笑いながらまず驚いたのです。ここでわたくしはすかさず、
「殿、僕が駆けつけたときには、『われーこらっ、いいかげんにせーよ!』と、ドスを利かせていました」
と、少しコミカルな感じで報告すると、
「なんだそれ!」
殿は1度吹き出すと、すぐさま、
「そうか、お前関西出身だったもんな。お前関西のどこだよ?」
と、運転手の彼に、“今それ聞きます?”的な質問を続けたのです。運転手は、
「はい。僕、岸和田です」
と、いつもの桑田真澄ボイスで答えると、
「さすが岸和田だな、お前を怒らすと怖いな」
殿はもう完全に面白がりだし、さらに、
「これからオレもお前にはやさしく接するよ。弟子に殴られちゃかなわないからな」
ちゃかしにちゃかしまくるのです。そして殿のちゃかし&悪乗りは止まらず、
「お前どうやって殴ったか説明してみろよ」
と運転手に聞くと、彼はやや照れくさそうに、
「はい。まず右で1発殴りまして、倒れるところを左でもう1発殴りました」
例のソフティな桑田ボイスで、なかなかのバイオレンスな描写を、おっとりと説明しまくるのです。
これにはわたくしも殿も我慢ができず、車内は爆笑となったのです。そして、
「なんだ、お前は倒れ込んだところにもう1発入れたのか。お前は何気に“ハメドスタイル”だな」
当時人気のあったボクサーの名をあげ、とにかく面白がる殿なのです。
到着した焼肉屋でも、
「お前どういう風に殴ったか、もう1回オレに説明してくれよ?」
と、何度も運転手に説明を求める、なかなか悪い殿なのです。しかし、殿はひとしきり笑い飛ばした後、今度は急にまじめなトーンになり、
「まーでも、何があろうと先輩を怒らせたあいつが悪い。とにかくうちじゃ(軍団ね)そういうやつは無理だから、もうオレの仕事の現場には来させるな」
と、一転して厳しい判決を下したのです。
男所帯のたけし軍団では、どんな理由があろうと、先輩は絶対であり、だからこそ実は面白く、それゆえ大変であると、わたくし自身改めて考えさせられたのでした。
ちなみにその後、殴られた後輩は、殿から許しをもらうと、1カ月後、今度は殿の付き人として、無事働き始めたのでした。
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