芸能

KARA「メンバー脱退&解散の裏にあった“親日タレント”扱い回避行動」

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 日本でも人気のK-POPグループ「KARA」が事実上の解散状態になることがわかった。その背景には、度重なる韓国の反日報道があったというのだ。

 第一報を報じたのは、10月4日発行の「東京スポーツ」。「KARA解散」と1面で大々的に紹介したところ、所属事務所側は解散こそ否定したもののメンバーのニコルが、来年1月で事務所との契約が終了することを明らかにしたのだ。

「また、来春から女子大に進学するジヨンもそのまま学業に専念する可能性が濃厚。事実上、一番人気のハラとリーダーのギュリは、ドラマなどのソロ活動がメインになり、KARAとしてのグループ活動は、日韓含めて大幅に縮小する方向です」(芸能記者)

 日本では、人気女性K-POPグループの先駆けとなったKARAだが、今月8日からスタートした日本ツアーが5人組のメンバーでの最後の来日となる公算が高い。

 前出・芸能記者が言う。

「実は、KARAは韓国国内よりも日本で人気が高く、女性韓国人グループでは唯一、東京ドームでのコンサートも開催できたほど。そこで意地悪な韓国マスコミが、一昨年の竹島問題が再燃以降、たびたびKARAのメンバーに『独島(竹島)はどこの領土か』と尋ねたが、メンバーは一貫して沈黙。そのため、韓国では『親日アーティスト』のレッテルを貼られてしまい、日本での活動がしにくくなっていた。一部では、KARAの売り上げの8割はジャパンマネーと言われていたほどで、日本での活動縮小は、事務所の経営すら左右するほどでした」

 しかも最近では、韓国の反日報道が強まるにつれ、K-POP人気も低迷。KARAもそのあおりを受け、日本でのコンサートもイベントなどに限られていたという。

「韓国では、日本のバラエティ番組に出演すると、すぐにその番組の模様が動画サイトにアップされ、『日本人に媚びている』と叩かれる。もともとバラエティでその愛くるしいキャラクターで人気となったKARAですが、歌番組に出演するのがせいぜい。これでは、十分なギャラももらえないことから、ニコルの家族も契約更改に反対し、そのまま独立ということになった」(韓国在住ジャーナリスト)

 KARAといえば、11年にもハラを除くメンバーの契約解除問題が浮上するなど、常に内部でのギクシャクが取りざたされてきた。

「KARAに限らず韓国のアーティストが所属事務所ともめる際には、必ず家族が契約に口を出してくるんです。人気アーティストといえども、月収は数十万円程度。韓国芸能界は、10代の前半からダンスやボイストレーニングなど、事務所が育成しているので、その費用を負担する分、売れてから回収する仕組みが確立しているが、家族側は、『これだけ人気があるのに稼ぎはたったこれだけか』と平気で直談判してきます。KARAも反日報道のあおりで、もともともらえていたギャラが減額されたやさきだったようですし、とんだトバッチリです」(前出・ジャーナリスト)

 今やアメリカを抜き、CD売り上げで世界一を誇る日本のマーケット。反日報道で、韓国アーティストのタレント生命まで奪うようでは、本末転倒だろう。

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