芸能
Posted on 2021年01月23日 17:57

ビートたけしの名言集「今年の目標として『資格取得』を宣言した」

2021年01月23日 17:57

「正月はずーっと小説書いてたよ」

 1月9日、新年1発目の生放送出演のため、20時32分にTBSの楽屋に入った殿は、わたくしが「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」と定型のあいさつをすると「おう」と返し、ややあってから冒頭の言葉を漏らしたのです。さらに「おせちで酒飲むのもせいぜい2日だな。飽きちまってよ、酒もほとんど飲まなかったよ」と続けたのです。

 正月は自宅にこもっていた反動でしょうか? この日の殿は終始、ずーっとしゃべっていました。

「おい、ネットフリックスであれ観たぞ。人質に全員同じツナギ着させて逃げる銀行強盗のやつ(たぶんスパイクリー監督の映画『インサイド・マン』)」

「しかし、井岡は強かったな! あれよ──(ここから、熱いたけしボクシング解説が2分ほど続く)」

「おい、お前、『進撃の巨人』って観た? 面白いの?」

「あれか。俺も『鬼滅の刃』は読んだほうがいいのか?」

 ツービートの往年の漫才のように、話題はめまぐるしくビュンビュンとチェンジします。そんな殿が“そろそろおしゃべりをやめて衣装に着替えるか”といったタイミングで、

「そうだ。今年は古物商の資格取ろうと思ってよ!」

 と、唐突に宣言。で、本番15分前、着替えを済ませ、楽屋からスタジオに移動すると、ここでもタップダンスのステップを踏んで体を動かしながら「古物商の資格ってのは、試験か何か受けんのか?」と、やはり止まりません。そんな殿の問いについて、すぐさまスマホで調べると、どうやら試験も講習もいらず、書類だけ揃えれば申請で資格を頂けるらしいとわかり、その旨を伝えると、

「そりゃいいな! 古物商の資格持ってりゃ~、俺の私物とか絵とか売れんだろ? な? だったらよ、ギャラリー開いて、俺の絵なんか飾ってよ、そこで俺の使った歯ブラシとか、食いかけのみかんとか売っちまうか!」

 と、例によっての悪乗りがスタート。そして、

「だけど、問題はギャラリーの場所だよな。青山とか銀座とか、アートがわかるヤツがいる場所に出すのはまずいよな。やっぱり足立区とか練馬とかよ、ギャラリーなんか入ったことねーヤツが住んでるとこに出さないとな」

 と、本気なのか冗談なのかよくわからない分析を始めたのです。さらには、

「餃子の店だってよ、宇都宮の激戦区に出したってダメだろ。どうせ出すなら、餃子なんか食ったことねーヤツが住んでる田舎に出して、一切他の餃子と比較させなきゃいいんだから。まずいって言われても『これが餃子なんだよ!』って言い張って、食わせとけばいいんだから」

 と、独自の「店舗出店論」を本番ギリギリまで実に楽しそうに語る、正月休み明けの殿なのでした。しかし「餃子を食ったことねーヤツ」なんて、はたして今の日本にいるのでしょうか?

ビートたけしが責任編集長を務める有料ネットマガジン「お笑いKGB」好評配信中!

http://www.owarai-kgb.jp/

◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク