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「最近、鼻がムズムズするし、肩こりも悪化している気がする」──。
「花粉症」の影響で肩がこることをご存知だろうか。
池袋大谷クリニックの大谷義夫院長が2017年に行った調査及び講演会によると、アレルギーに悩む人の中には、咳やくしゃみなどのアレルギー症状以外に、「倦怠感」「背中や腰などのこりや痛み」といった症状を訴えるケースが8割くらいあるという。
原因は、咳やくしゃみをする時は、体に力が入って前傾姿勢になり、肺が圧迫され、酸素が十分に取り込めなくなるから。この酸素不足が血行不良を招き、肩こりが発症するというメカニズムだ。
対策としては、浅い呼吸を改善するためには、意識的にときどきゆっくりと深呼吸を行うのがいい。
深呼吸が上手くできない人は、「吸う」ことよりも、ゆっくりと息を全部吐くことを意識することで、自然に息が吸い込めるようになる。また、常に鼻呼吸を心掛けて、水分をしっかりとることも重要だ。
肩甲骨を動かすことを意識しながら、肩を前後に回す運動なども血行不良を改善することになる。
肩の痛みやこり、はりを感じる部分を温めるのも有効だ。
肩の患部に熱を加えて血行を促進させることで、筋肉の緊張が緩み、こりや痛みが和らぐことにつながるからだ。
また、血行不良を改善するためには、ウォーキングや軽いジョギング、水泳などの全身運動もお勧めだ。室内でヨガやストレッチをするのも良いだろう。
むろん、花粉症そのものの治療も必要である。
花粉がまだあまり飛んでいない早めの時期から薬を内服することが重要なので、花粉シーズン到来前に、耳鼻科を受診するか、市販薬を使用したい。
田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。
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