スポーツ

セ・パ本塁打王・山崎武司の初タイトルのきっかけを作ったアノ“大物左腕”

 元プロ野球選手、山崎武司氏。1996年の中日ドラゴンズ時代と、2007年には楽天ゴールデンイーグルスで本塁打王を獲っており、セ・パ両リーグでの本塁打王は、落合博満氏(ロッテ・中日)、タフィ・ローズ氏(近鉄・巨人)に続く3人目の快挙であった。

 そんな山崎氏が、東海テレビのYouTubeチャンネル「【東海テレビ公式】ドラHOTpress」に、中日で活躍した名球会投手・山本昌氏と共に出演。96年に本塁打王を獲るきっかけになったのが、アノ苦手左腕からの一振りだったことを明かしている。

 3月22日に〈山本昌&山崎武司プロ野球やまやま話「忘れられない開幕戦」〉とタイトルした投稿回を観ると、山崎氏は忘れられない開幕戦として、96年の対広島カープ戦を上げている。

 最優秀防御率2度、最優秀救援投手に1度輝いた、左腕、大野豊氏を苦手にしていた山崎氏だったが、2回表に大野氏のシンカーを打ち返し、見事2ランホームランを放っているのだ。

「あのホームランがあったから、あの年ホームラン王獲れたかなと…」と振り返る山崎氏に、当時、テレビで観戦していたという山本氏は、大野氏と同じく左腕の立場から「めちゃうまく打ったよね。(中略)低めのボールをすくってね。アレを打たれたらピッチャーたまらんからね」と絶賛。後に、山崎氏が楽天に移籍すると、セ・パ交流試合では山崎氏相手に「シンカーが投げられなかった」とも口にしたのだった。

 95年までの計27本塁を96年には1年で更新する39本塁打を放った山崎氏。苦手意識を克服した先に、山崎氏が大打者に開眼したのであろうと教えられる興味深い回だった。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
4
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか
5
【鉄道】新型車両導入に「嫌な予感しかしない」東武野田線が冷遇される「不穏な未来」