スポーツ
Posted on 2021年08月19日 17:56

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「バイオスパークの軽視は禁物」

2021年08月19日 17:56

 夏競馬は佳境。その夏のローカル戦で最大のイベントと言っていい伝統あるGII戦、札幌記念が今週のメインだ。秋競馬を見据えて、ひと息入れていた大物がここをスタート台とすることも多く、毎年顔ぶれはいい。なので夏の祭典としてGIに昇格してはどうか、との声も小さくない。

 今年もメンバーはそろった。無傷の5連勝で桜花賞を制した白毛のアイドルホース・ソダシをはじめ、ブラストワンピース(有馬記念)、ペルシアンナイト(マイルCS)、ラヴズオンリーユー(オークス)とGI馬が4頭。

 加えて、目黒記念を勝ったあと、ここに照準を合わせていたウインキートス、七夕賞勝ちのトーラスジェミニ、GI戦線で常に善戦するユーキャンスマイル、近5走が全てGII戦で掲示板を外していないステイフーリッシュなど、役者ぞろいで見応え満点。ファン必見の重賞である。

 馬券的にもおもしろいが、まずは過去の傾向をみてみよう。02年に馬単が導入されて以降、これまでの19年間、その馬単での万馬券は5回(馬連も5回)。この間、1番人気馬は4勝(2着7回)、2番人気馬は6勝(2着1回)で、1、2番人気馬によるワンツー決着は4回。平均すると順当に収まっているようにみえるが、4年前に馬単で6万9510円(3連単は20万1410円)馬券が飛び出すなど、荒れる時は大きく荒れている。

 年齢的には他の重賞同様、4、5歳馬がよく連対しているが、斤量が軽い分、3歳馬の善戦が目立つ。それと牝馬だ。出走頭数は少ないが、過去19年で7勝(2着2回)しており、今回人気になるであろうソダシを断じて軽くみてはいけない。

 とはいえ、穴党としてソダシを本命にはしづらい。たしかにオークス(8着)のあとは放牧でリフレッシュ。英気を養ってから、ここを目標にしっかり乗り込まれ、抜かりなく仕上げられているようにみえる。

 ただ、成長期にさしかかっている今、予想以上に体重が増えているなど、陣営の思惑どおりに調整できているかどうかは微妙なところ。ひょっとすると重め残りの状態で出走するかもしれず、実績があるからといって簡単に飛びついていいかどうか。3カ月ぶりの実戦だけに、そのあたりもしっかりと確かめることが、まずは肝心だ。

 というわけで、穴党として期待したいのは、バイオスパークである。

 5走前に福島記念を制しているものの、この時はハンデ戦(55キロ)であり、今回のメンバーに入ると格下馬とみられてもやむをえないところ。しかし、これまでオープン馬の強敵相手にもまれてきたのがよく、ジワジワと力をつけてきている。実績が伴わないからといって軽視は禁物なのだ。

 前走の函館記念(3着)は、ひと息入ったあとの一戦。にもかかわらず外枠から果敢に先行策を取り、好位の3、4番手から見せ場を作ったほど。使われつつ地力強化されてきたことは確かだろう。

 この中間も、いたって順調。しっかりと乗り込んできており、1週前の追い切りの動きも軽やかでリズミカル。実にいい雰囲気に仕上がっており、力を出せる状態でレースに臨めるとみていい。

「もまれつつ力をつけていることは間違いない。どんな競馬を見せてくれるか、楽しみ」

 こう言って浜田調教師をはじめ、厩舎スタッフが力を込めるほどだ。

 相手なりに走る勝負強さが身上の馬。前走の内容、上昇ぶりから、この相手でも互角に渡り合っていいはずだ。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク