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記事全文を読む→サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「レースセンス溢れるニシノアカツキが大波乱を演出」
今週は中山で3歳牝馬による重賞「フェアリーS」が行われる。2年連続して50万馬券が飛び出す波乱続きの一戦とあって、穴党は気合いが入る。一方、京都の「シンザン記念」は“幻のGI馬”ミッキーアイルの登場だ!
09年にマイル戦に距離が改められてから勝ち馬の人気は【1】【11】【1】【3】【10】の順。馬単配当が一昨年は5万2480円、昨年が10万9860円。とにかく一筋縄で収まらない重賞であることは確かだ。
マイル戦になってから全てフルゲート。周知のとおり、中山のマイル戦は多頭数になるほど脚質のいかんにかかわらず外枠が不利。スタートして加速がつくところで急に折れる最初のコーナー(2角)がある、おむすび形のトリッキーなコースでの競馬。よってスムーズにカーブを切れない馬が何頭か出て外枠の馬はハジかれたりしてロスを被りやすい。これが外枠不利の要因となっているわけだ。
そこにもってきて、まだデビュー間もないキャリア不足の牝馬同士の一戦。不確定要素が多いのだから、堅く収まるのがむしろ不自然というものか。
今回もフルゲート必至と見られるが、それに加え、全てが1勝馬。難解このうえないレースと言っていいだろう。とにかく登録が多く、有力と見られている馬が抽選で除外になるケースだってあるわけだ。
有力馬の一頭にシーロアがいる。前走の未勝利戦勝ちは好内容だった。直線あっさりと抜け出してゴール前で1番人気馬の猛追をハナ差しのいでのもの。馬体に余裕がありながら、しまいしっかりした脚で伸びていたからだ。夏の福島でデビューした際は、ひ弱さが残っており、6着と期待を裏切ったが、放牧を挟んでじっくりと立て直したのが実を結んだ格好だ。
したがって使われてさらに良化すると思われるが、その前走は4カ月ぶりの実戦。ということで“2走目のポカ”という懸念も残ってしまう。
ならば、やはり人気薄の馬に目をつけてみようか。ギャンブルにはなるが、穴党として期待を寄せたいのは、ニシノアカツキだ。
運よく16頭枠に入って、さらには外枠を引かないでほしいのは言うまでもないこと。恐らく好枠を引いたところで印が多くつくような馬ではない。何せ休み明け後の前2走は【8】【11】着だったからだ。
しかし着順こそ悪いが、ともに勝ち馬とそう大きな差はなかった。特に前走のベゴニア賞は、フルゲート(18頭立て)の最内枠。詳しいことは省くが、東京の芝のマイル戦は中山のそれと真反対で内枠が不利。終始もまれどおしで、しまいも馬群をさばけず脚を余してのものだった。まともだったらと悔やまれるが、だからこそ強気に重賞に挑んできたわけだ。
休み明けを使われて3戦目。状態も大きく良化している。中間の稽古内容も軽快かつリズミカル。締まって張りのある馬体を誇っており、仕上がりのよさは明らかだ。ならば期待していいのではないか。
デビュー時と違って、落ち着きが出てきたのがいいし、追って味のあるレースセンスを感じさせる馬。「能力は高いですよ」(武藤調教師)と、厩舎関係者の評価も高い。
さらには血統もいい。ソーマレズ(凱旋門賞)など活躍馬が近親に多くいる良血だからだ。道悪も上手そうで、晴雨にかかわらず狙ってみたい。
他ではアドマイヤビジン、ダイワラスターなどに注目したい。ともに鋭い末脚が身上で勝負強さを兼ね備えているのが魅力。前者は曾祖母がミヤマポピー(エリザベス女王杯)で、近親にタマモクロスがいる。後者は近親にダイワエルシエーロ(オークス)がおり、両馬とも素質はかなりのもの。枠順しだいでは、チャンスがあっていい馬だ。
◆アサヒ芸能1/7発売(1/16号)より
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