芸能

山本リンダ「幼稚園ぐらいの時には『歌手になりたい』って思った」

テリー リンダさんは今年、歌手デビュー55年ですよね。結婚するまで恋の噂とかってあったの?

リンダ いえ、そういうのはあんまりなくて。一度だけ、全然会ったことのない方と週刊誌に書かれたことはありますけど。

テリー でも、15歳でデビューして50歳で結婚でしょう。35年間恋愛してないってことはないですよね。

リンダ 私、すごい内気なんですよ。だから、いつも片思いで終わるんです。

テリー いや、それはウソだよ。だって、あんなに可愛くてさぁ。僕、リンダさんより2つ上だから、最初に見た時のことよく覚えてるんです。みんな思っただろうけど、「すごく特別な人が出てきたな」って。

リンダ でも、あの頃はほんとに忙しかったし、いつも周りに人が多くて。自由もなかったんです。

テリー でも、35年間ずっとそうだったわけじゃないでしょ。

リンダ だから、いつも片思いなんです。

テリー ふーん、よくわかんないけど(苦笑)。じゃあ、15歳でいきなり「こまっちゃうナ」が大ヒットした時はどんな気持ちだったの?

リンダ それは、うれしかったですね。私、小さい頃から歌が好きで、月や星を見ても歌うような子供だったんですよ。だから、幼稚園ぐらいの時にはもう「歌手になりたい」って思っていて。それで、中学生の頃に横浜のジャズ喫茶であったコンテストを受けて、プロダクションで歌のレッスンを受けさせていただくことになったんです。

テリー リンダさんは先にモデルで有名になったけど、最初から歌手志望だったんだね。

リンダ はい。でも、急にモデルの仕事が忙しくなって、「歌はもういいか」ってちょっと諦めかけていたら、マネージャーさんにすごく怒られて、またレッスンに通い始めて。それで(「こまっちゃうナ」を作った)遠藤実先生にお目にかかることができたんです。

テリー 夢みたいな展開だよね。

リンダ 最初はモデルとは勝手が全然違って、歌を歌うのはすごく緊張したんですけど、長年の夢が叶って、「こんな幸せって続くんだろうか」って思ってました。

テリー えっ、15歳でもうそんなこと考えてたの?

リンダ 私、昭和41年9月デビューで、42年の紅白歌合戦に「こまっちゃうナ」で初出場させていただいたんですね。その時も美空ひばりさんや越路吹雪さんとか、素晴らしい大先輩のリハーサルをいちばん後ろの席で見させていただきながら、初出場ですごくうれしい日なのに「私は来年、出られるのかな」なんて思ってましたね。

テリー あ、そう。でも、エラいね。普通の10代はもっと勘違いして天狗になったりするんじゃないの?

リンダ それは母が心配をして怒ってくれたことがあって。モデルをやっていた時に私が友達と話してる姿を見て、「あつ子(本名)最近、態度が変わってきた」「そんな人間になるなら、もうモデルはやめなさい」って言われたんです。

テリー ちょっと調子に乗ってたんだ。

リンダ 自分では全然気づかなかったんですけど。それで「こまっちゃうナ」がヒットして、すごく忙しい時も、やっぱり「もうそんな人間になるなら、すぐ歌をやめなさい」って。

テリー 意外と調子に乗りやすいんだ(笑)。

リンダ そうでもないんですけど(笑)。それで、母に「歌はずっと歌っていきたい」って謝って。それからはヒットも大事だけど、きちんとした人間になることのほうが大事だなと思いながら、ずっと生きてますね。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身