だが、意外なことに事務所はデビュー当初、綾瀬ではなく、前年度に「ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリに輝いてデビューした藤本綾(28)をプッシュしていたという。
「綾瀬は当時ぽっちゃり体型で、事務所としてはセクシー系の藤本に力を入れて売り込んでいました。ところが、藤本はスキャンダルで自滅し、芸能界からフェードアウト。それと相前後して綾瀬がドラマ版『セカチュー(世界の中心で、愛をさけぶ)』で注目されたことで、一躍、クローズアップされました」(プロダクション関係者)
しかし、それだけでは次次と新しいスターが現れる若手女優の中で、綾瀬の存在は埋没しかねなかった。ところが、これまでむしろコンプレックスとも言えた「天然キャラ」が、バラエティ番組で脚光を浴びるようになったのだ。
制作会社関係者が語る。
「彼女のキャラクターが炸裂したのは『SMAP×SMAP』でした。木村拓哉とゲストの中井貴一(50)から、過去に俳優のベンガルのことを『ハーフですか?』と尋ねたことや、『ジーコって芸名なんですか?』と言ったことまで暴露された。計算じゃない、ナチュラルなおとぼけも人気の要因です」
計算を超えた笑いの渦に巻き込むこともしばしばだ。さらには、こんなエピソードも。「ホリプロの大先輩である片平なぎさ(52)が綾瀬を焼き肉に誘った時のこと。あらかじめ個室を予約して、お忍びで食事をしたのに、帰りに送る際に駅の改札口で『片平さん、ごちそうさまでした!』と帽子を脱いで大声で挨拶。もちろん周りには『あ、綾瀬はるかだ!』とバレバレ。たちまち周囲がパニックになったのは言うまでもありません」(芸能記者)
そんなおとぼけぶりからつい先頃、芸能界を引退した島田紳助からも「ホントにアホやろ?」と突っ込まれるほど。
「素顔の綾瀬は、おバカタレントのスザンヌをしのぐほどの天然ぶりなんです。
『島田鑑定!!国民的潜在能力テスト』(TBS系)ではPQ(潜在能力指数)のことを『おばQ!』と答えるなど、珍回答を連発して、紳助も彼女を絶賛していました」(番組スタッフ)
バラエティだけではない、撮影現場ではこんな証言も。
「ロケの合間に、綾瀬さんが真剣に何かをノートに描き込んでいるんです。何を描いているのかと、のぞき込んだら、なんとウンコの絵を描いていたんです。あれにはビックリしました」(アシスタント・カメラマン)
他にも、ニュージーランドでは挙動不審ぶりからスパイに間違えられ、1日拘束されるなど、とにかくエピソードには事欠かないのである。
そんな彼女の魅力を、芸能レポーター・石川敏男氏はこう語る。
「70年代には浅田美代子、80年代には西村知美といったように、どの年代でも天然ボケキャラで人気を博す女優やアイドルがいます。現在の綾瀬が、まさにその立ち位置。彼女のボケは計算ではない、持って生まれた本質。演技力はズバ抜けて凄いわけではありませんが、むしろそれぐらいのほうがいい。でなければ彼女の天然ボケが生かせませんからね」
ドラマ「ホタルノヒカリ」(日本テレビ系)ではプロデューサーから、
「綾瀬さんは天真爛漫に生きてきて、それはすばらしいことだけど、一度挫折を味わったほうがいいよ」 と言われ、
「挫折って、どうやってすればいいんですか?」と、にっこり笑って答えたという。そんな彼女のマイペースさ、おっとり感が番組スタッフや関係者からも好感を持たれる理由なのだ。
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