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記事全文を読む→医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<爪>すべての爪が黄色に変色。脚のむくみや胸水も発症!
爪といえば「健康のバロメーター」。もし色や形に変化が見られたら、栄養不良や重大な病気のサインかもしれない。
爪はケラチンというタンパク質でできており、健康ならば薄いピンク色でツヤがあるので一目瞭然。
そこでお勧めしたいのが、爪の健康チェック。もし爪に横筋が入っていたら、精神的ストレスや栄養不足の可能性が高い。爪の爪母(爪の根元にある淡い色の三日月形をした部分)に栄養がうまく届いてないことが原因だ。また誤った爪の手入れや、サイズの合わない靴によって爪母を傷つけた時、高熱を出した時にも横筋が現れる場合がある。横筋が深い場合は、糖尿病、亜鉛欠乏症などの可能性も考えられる。
爪の先がスプーン状に反って中央がへこんでいる場合は「スプーン爪」と呼ばれ、鉄欠乏性貧血に注意したい。鉄欠乏性貧血は、ヘモグロビン合成の低下が原因で、疲れやすい、息切れなどの症状を発症する。
爪の色も大事なチェック項目だ。一部の爪が黄色に変色していたら、白癬の疑いがある。いわゆる爪水虫と呼ばれ、真菌(カビ)が爪の甲内に住み着いて、爪を黄色く変えてしまうのだ。
全部の爪が黄色に変色する場合は「黄色爪(おうしょくそう)症候群」を疑った方がいい。これは、爪の伸びるスピードが非常に遅くなり、爪だけに変化が起きるのではなく、脚などのリンパの浮腫や胸水(胸腔に液体が異常にたまること)の症状も発症する。
他にも、黒色の爪は、腎臓やホルモンの病気、白色の爪は、貧血・肝臓や腎臓の病気・水虫が疑われる。特に、爪がすりガラスのように白濁していた場合には、肝硬変の可能性が高い。
これらの疾患以外にも、栄養状態や乾燥が原因のトラブルの場合もある。爪の異常がみられたら、まずは皮膚科を受診しよう。
田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。
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