政治

69歳・プーチンに忍び寄る「寿命」ロシア政府が「健康不安説」打ち消しに躍起の意味

 ロシアのペスコフ大統領報道官は7月21日、プーチン大統領の健康状態は良好だとし、「健康不安説」を否定した。

 プーチン氏についてはこれまで、幾度となく健康不安説が浮上していた。ウクライナ情報機関トップは英メディアで、「がんを患っている」と発言。露政権に近いとされるオリガルヒ(新興寡占資本家)からも同様の指摘があった。また、今年4月21日のセルゲイ・ショイグ国防相との会談では、プーチン氏が右手でテーブルの端を不自然に強く握り続けていたため、「パーキンソン病を患っているのではないか」との憶測も飛び交っている。

 いずれにせよ、こればかりは本人が語らない限り実際のところは分からないが、「69歳」の年齢を考えるとかなり現実味が増してくるのだ。

「69歳というと日本ではまだまだ若いという感覚ですが、ロシアでは大きく印象が異なります。世界保健機関(WHO)の2021年報告書によれば、19年のロシア人の平均寿命は73.2歳で183カ国中96位(日本は84.3歳で1位)。さらに特徴的なのは男女差がかなり大きいことで、女性が78.0歳なのに対し男性は68.2歳。つまりプーチン氏はすでに平均寿命を超えていることになります。また、ロシア人男性のうち55歳を迎える前に死亡する人は約4分の1にものぼり、その主な理由はウォッカなど度数の高いアルコール類の飲酒とされています。そのため酒好きとされるプーチン氏が何らかの病気に罹患していても、何らおかしくはないのです」(政治ジャーナリスト)

 長期化するロシアのウクライナ侵攻。断固として引き際を見せないプーチン氏の態度は、忍び寄る「寿命」への焦りの表れなのかもしれない。

(ケン高田)

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