芸能

ひな壇美女タレント「ライバル相関図」2022<モデル編>「1人で笑いを取れる」滝沢カレンを若手芸人が敬遠

 テレビで活躍している芸能人には、モデル出身者や現役モデルが少なくない。女優の新垣結衣(34)や本田翼(30)、川口春奈(27)などもそうだが、こうした流れは、バラエティータレントも例外ではないのだ。

 美人モデルたちが重宝される理由は何か。その舞台裏を芸能評論家の三杉武氏が分析する。

「ここ数年、男性のテレビ離れが顕著で、主な視聴者は女性、特に高齢者や主婦層が大半を占めています。テレビ局は若者を取り込むのに必死で、若者の支持が高いモデルに注視している。ファッション誌で活躍している人気モデルが出演すれば、若い女性たちがテレビを見てくれるのではないかと皮算用をしているんです」

 数多いモデル系タレントの中で、三杉氏が最も注目するのは滝沢カレン(30)。その実力は、若手芸人たちも恐れるほどで、

「『伯山カレンの反省だ!!』(テレ朝系)や『横澤×カレン』(読売テレビ)などの冠番組を持っていたように、独特の存在感がある。サッカーでたとえるなら個人技に優れ、得点力も守備力も高いブラジルと言えます。1人で大爆笑を取ることもできますし、それでいてどことなく品がある。『厳しいおばあちゃんに育てられた』というエピソードも高齢層や主婦層に好かれる要素ですね」

 芸能界に友達が少ないことを公言し、唯一、お互いが親友と認め合うのがみちょぱ(池田美優・24)と藤田ニコル(24)。同じモデル系でもこうした“ギャル系”の台頭も著しい。ひと昔前までは視聴者に受け入れられず、金髪を黒髪にするなどの路線変更を余儀なくされたものだったが、

「ギャル系タレントのイメージを変えたのは、やはりこの2人でしょう。いずれも他人をイジることでその場を成立させるツッコミタイプですが、みちょぱは、今年10月に俳優の大倉士門(29)と結婚。売れる前から交際しており、純愛を貫いたことで好感度がさらに上がりました。しかも母親と仲がいいという今の視聴者に受けるエピソードもある。そういうところは滝沢と共通していますね」(三杉氏)

 一方のニコルには「芯の強さを感じる」と前置きして三杉氏が続ける。

「彼女は新型コロナに2回感染していますが、最初に感染した今年2月、ツイッターに『職業柄マスクを外す機会が多いから守りようもなくて毎日ひやひやしてる』『何か少しでも対策が変わればいいなと思う。マスクは大事です』と書き込んだ。当時、同じように不安を抱いていたタレントは多かったはずですが、テレビ局に忖度して、なかなか言い出せなかった。こうした真っ当で強気の姿勢も、視聴者から信頼を得ている部分だと思います」

 ギャル系モデルでは、生見愛瑠(20)やゆうちゃみ(古川優奈・21)も躍進中だ。特にゆうちゃみは「2022年上半期ブレイクタレント」(ニホンモニター調べ)で1位に輝き、みちょぱの後釜とすら思わせるほどの活躍を見せている。

「ゆうちゃみは比較的、昔ながらのギャル系。天然でそれほどトガッた部分はないものの、ツッコミ系で攻めに強い印象です。生見はそれよりソフトで、ギャルとお嬢様の中間といった感じ。その分、ゆうちゃみよりも生見のほうが視聴者に受け入れられている印象を持ちます」(三杉氏)

 ちなみに、みちょぱ、ニコル、生見、ゆうちゃみの4人は、10代向けファッション誌「Popteen」の専属モデルを務めていたことがある、いわゆる先輩・後輩の間柄だ。

「モデル業界も意外と団体競技なんです。先輩・後輩の縦社会で、その点は芸人の世界にも似ている。モデル時代に現場の空気の読み方などを自然と学び、それがテレビ番組でも生きているのではないでしょうか。佐藤栞里(32)もモデル出身ですが、彼女はどちらかというと女子アナのようなタイプ。実際『王様のブランチ』(TBS系)では総合司会を務めていますからね」(三杉氏)

 モデルからバラエティーに進出する流れは、当分続きそうだ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
ボクシング・フェザー級「井上尚弥2世」体重超過の大失態に「ライセンスを停止せよ」
4
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
5
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか