消費者庁が10月28日に公表した文書が、芸能界を震撼させている。
「インターネット消費者取引に係る広告表示に関する景品表示法上の問題点及び留意事項」という長いタイトルだが、要はインターネットで多発するトラブル事例を問題点としてまとめたものだ。
「文書の中で『口コミサイト』に関する問題点も指摘されていますが、これは一部の芸能人にとっては他人事ではない」(芸能記者)
企業の商品やサービスを、一般人に成り済ました宣伝担当者がネット上の口コミサイトで宣伝する手法は、かねてから問題視されてきた。特に最近は、その宣伝担当の役割を芸能人が担うケースが増えている。自身のブログで、化粧品や健康食品などをホメまくる。だが、広告主に依頼されて〝仕事〟としてホメている場合もあるのだ。
「消費者に宣伝と気づかれないように行う宣伝行為は、『ステルスマーケティング』と呼ばれています。影響力のある芸能人が報酬を得ていることを明示せず、特定の商品について高い評価を行うので、倫理的に問題があります」(社会部記者)
ユーザーをダマしている点で、消費者団体から非難を受けることもある。
「例えば、元『モーニング娘。』の久住小春がブログ上で酵素入り健康ジュースを紹介していますが、この商品は『アトピーを改善する』『血液がサラサラになる』などの表現が景品表示法に抵触すると指摘されています。タレントの梨花が著書で取り上げているコラーゲンドリンクも同様です」(前出・社会部記者)
今年1月には、ステルスマーケティングの一種である競売サイト「ペニーオークション」を巡る騒動も起きた。ぺニオクは多くの芸能人が参加し、彼らがブログ上で落札商品を紹介していることもあって、一躍話題となった。
「確認されているだけでも熊田曜子、ほしのあき、東原亜希、永井大らが、高機能電子レンジやiPadなどを落札しています。しかし、入札に参加すると、落札できなかった場合でも手数料を支払う必要があるため、国民生活センターに多数の相談が寄せられていました。それで同センターが注意喚起したのですが、直後にほとんどの芸能人が該当の記述をブログから削除しています」(前出・芸能記者)
個人的に参加・購入しているのであれば削除する必要はないわけで、ネット上でも疑惑が広がった。
「これまでステルスマーケティングについては事実上野放しでしたが、今回の公表は当局が取締りに向けて動きだしたと見ていい。そうなれば、関わった芸能人の違法性も問われることになるでしょう」(前出・社会部記者)
有名人が〝宣伝〟しているからといって、簡単に飛びつかないほうがいい。
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