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記事全文を読む→シャネルズ「黒い顔」のヒントは俳優・小沢昭一のメイクだった/日本音楽シーン「名作裏面史」
昨年4月にデビュー40周年アルバム「ALL TIME ROCK‘N’ROLL」をリリース、5回目の出場となった年末のNHK紅白では、ファンキーなラブソング「違う、そうじゃない」を、圧倒的な声量で思い入れたっぷりに歌い上げ、大きな喝さいを浴びた鈴木雅之。
その原点となったのが、75年に鈴木が中心となり、高校時代の仲間である田代まさしら10人と結成したシャネルズ(後のRATS & STAR)だ。バンド名は、憧れていたアメリカのオールディーズバンドの「シャ・ナ・ナ」とドゥーワップ・グループ「ザ・チャンネルズ」にあやかったもの。
当時、鈴木は実家の鉄工所で働く旋盤工で、他のメンバーにもトラック運転手やガソリンスタンド勤務といった本業があり、歌はあくまでも趣味という位置付け。ステージ衣装はTシャツにスカジャンというスタイルだった。
そんな彼らにチャンスが訪れたのが77年。ヤマハが主催するアマチュア・バンドコンテスト「EastWest'77」での決勝大会入賞だった。だが、歌や演奏は評価されるものの、何かが足りない。
そんな中、ある日の深夜に転機が訪れた。テレビで放映されていた映画「三匹の狸」(1966年公開)をぼんやりと眺めていたメンバーの目が一瞬、くぎ付けになった。そこには小沢昭一扮するパンチパーマをした詐欺師がいた。その男の顔が黒く塗られていたのだ。
そこで、メインボーカル4人の顔を靴墨で塗り(その後、ドーランに変更)、母親手作りの蝶ネクタイを締め、衣装も東京・浅草の合羽橋商店街で購入したキャバレーの呼び込みが着ていたド派手なタキシードに行き着いた。こうして翌78年の「EastWest'78」に出場した彼らは優秀グループ賞を獲得、ライブハウス以外でも徐々に知名度を広めていくことになるのである。
彼らが湯川れい子作詞、井上大輔作曲の1stシングル「ランナウェイ」でデビューしたのは80年2月。この曲は新発売されるラジカセの商品名で、そのCMソングとして書かれたものだった。真っ青な空の下、大きなラジカセを肩に乗せた金髪の少年がアメリカ横断鉄道に乗り込んでいく。そんなシチュエーションと曲がピタリとはまり、「ランナウェイ」は110万枚のミリオンヒットを記録することになる。
レコード会社は一気呵成にと、同曲を収録した1stアルバム「Mr.ブラック」を3カ月後に発売。間髪入れずに6月には2ndシングル「トゥナイト」を発売するという荒業に出て、彼らの名を世間に知らしめたのだ。
なお、アルバム「Mr.ブラック」は、A面が「ランナウェイ」とそのカップリング曲「夢見るスウィート・ホーム」を含むオリジナル。B面には彼らが敬愛してやまないドゥーワップのカバー集が収録されている。
このアルバムの大ヒットは結果的に、まだ世間では知名度の乏しかった〈ドゥーワップ〉というスタイルをお茶の間に浸透させる、という大きな功績を残したのである。
(山川敦司)
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