スポーツ
Posted on 2023年02月06日 12:50

キャンプ激震!西武ライオンズに再燃する「身売り話」の深刻事情

2023年02月06日 12:50

 キャンプインを1クール遅らせ2月6日にした西武ライオンズに、きな臭いウワサが再燃している。

 かつてオーナーだった堤義明氏の不祥事などにより、親会社の西武鉄道が上場廃止(現在は再上場)になって以降、出ては消える「身売り話」が、また持ち上がる可能性が出てきたのだ。ベテラン遊軍記者が打ち明ける。

「オフに森友哉がオリックスにFA移籍したことで、西武の選手がFAで他球団に移った数は20人に。12球団でダントツです。しかも今オフには、主砲の山川穂高や源田壮亮のFA移籍が濃厚になってきた。選手にとっては12球団一の不人気球団となっています。球団がいつ経営に興味を失っても不思議ではない状況なのです」

 事実、今後の西武に打つ手は多く残されてはいない。一時は観客増を狙い、フランチャイズを所沢ではなく、人口の多いさいたま市の大宮近辺に移転する話が持ち上がっていた。

 だが、移転話は消滅。本拠地・西武ドームを大幅リニューアルすることで落ち着いたが、これでは観客動員に関する問題はあまり解消されない。

「球場の最寄り駅は、西武線の西武球場駅で、所沢からは乗り換えて2駅目。周辺には何もなく、決してアクセスがいいともいえない。確かに所沢は近年発展していますが、大幅に観客を増やすのは難しいでしょう」(スポーツ紙デスク)

 主力選手が他球団に流れる大きな要因は年俸だ。近年ではFAで他球団に移籍することで、選手たちの年俸は飛躍的に高くなる。昨季、年俸2億1000万円だった森は、オリックスに移籍したことで4年18億円、1年平均で4億5000万円を手にする。一方、昨季の西武の最高年俸は、増田達至の3億円だ。

 今後、観客動員が飛躍的に増え、営業収入が大幅にアップすれば選手たちにも還元されるだろうが、現状ではなかなか難しい。かつて黄金時代を築いた球団が、土壇場に追い込まれていることは間違いないのだ。

(阿部勝彦)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク