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記事全文を読む→「水道の水、なんか匂わへん?」わび・さびの京文化を興ざめさせる「カビ臭」の正体
ゴールデンウィークならずとも、国内外から多くの観光客が押し寄せる京都。その古都の街で今、水道水の「カビ臭対策」がクローズアップされている。
「水道の水、なんか匂わへん?」
京都府民の間から、こんな声が上がったのは、はるか昔の1969年のことだった。その後、この異臭騒ぎの原因は、京都の水がめにあたる琵琶湖で大発生した植物プランクトン「フォルミジウム」であることが判明。水道当局がカビ臭を除去する活性炭を浄水場に投入することで、古都の住民を悩ませた「昭和の騒動」は、間もなく終息をみた。
ところが今から4年前、水道当局の検査で、フォルミジウムが放つカビ臭の原因物質「メチルイソボルネオール」が25年ぶりに検出され、その含有量が1リットル中10ナノグラムの水質基準をはるかに上回る、87ナノグラムに達していたことが判明したのだ。
その後、おおむね春に大発生していたフォルミジウムが、なぜか冬にも大発生するようになったことから、2023年度のカビ臭対策予算は3年前の3倍にも上る、5億円超にまで膨れ上がる事態に至っているのである。
京都の水道水はその100%近くを、隣県にある琵琶湖の水で賄っている。かつては水質悪化による富栄養化がフォルミジウム大発生の原因とされていたが、水質が改善された今になって大発生が起きている理由は特定されていない。
京都の有名な花街で家業を営む女性も、次のように今後の不安を口にする。
「京文化の象徴は『わび』と『さび』です。これに無粋な『カビ』が加わるようでは、京都を訪れる皆さんも興ざめでしょう。昔から『京都の水道水はマズイ』と言われてきましたが、『カビ臭い』ではそれこそシャレにもなりません」
これもまた、地球温暖化の影響なのだろうか。
アサ芸チョイス
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