芸能

あべ静江「もし、家で1人で倒れちゃってたら…」/テリー伊藤対談(4)

テリー あとさ、これも聞きたいんだけど、去年の3月に脳梗塞になっちゃったんでしょう?

あべ そうなんですよ。私はその時の記憶があんまりないんですけど。

テリー どういう状況だったの?

あべ とにかく連休の初日だったんですよね。それで仕事があったから、2人のマネージャーが私の家に来たんですよ。そしたら何か様子がおかしかったみたいで‥‥。

マネージャー しゃべってる言葉がおかしいんですよ。ちゃんと聞き取れなくて。あと、メイクの仕方もいつもと違いました。

あべ ファンデーションじゃないものを顔中に塗って、シャネルズみたいになってたらしいです(笑)。

テリー へぇ、そうなんだ。ちょっと怖いよね。

マネージャー でも、普通に家の中を動き回ってるから、まさか脳梗塞だとは思わなくて、「昨日どこかに飲みに行って、まだ酔いが醒めてないのかな」ぐらいに思ってたんです。

あべ 失礼しちゃうでしょう(笑)。

テリー そうだよね。昔のあべさんならいざ知らずね(笑)。それで?

マネージャー その日は朝が早くて、8時にはスタジオに入らないといけなかったから、とりあえず向かうことにしました。

テリー あ、スタジオまで行ってるんだ?

マネージャー はい。「今からお仕事ですけど、大丈夫ですか?」って聞いたら、「大丈夫よ」みたいな感じだったので。

テリー まぁ、仕事相手も待ってるし、判断は難しいよね。

マネージャー そうですね。ですから、スタジオに向かう途中の車から主治医の先生に電話をしました。

テリー なるほど。

マネージャー その時はまだ早い時間で、先生にはつながらなかったんですけど、スタジオに着いたら「脳梗塞の疑いがあるからすぐに救急搬送しなさい」と先生に言われて、救急車を呼びました。

テリー それで即入院だったの?

あべ そうみたいです。コロナの時期だったので、なかなか病院も見つからなくて、1時間以上は車にいたみたいですけど。

テリー 入院はどのぐらいだったの?

あべ リハビリも含めて2カ月ぐらいです。

テリー そうかぁ、大変だったねぇ。でも、もしその日が休みでさ、マネージャーが来てくれてなかったら怖かったね。

あべ ほんとに。もし、家で1人で倒れちゃってたらどうなってたか。

テリー あと、後遺症がなくてよかった。

あべ そうですね、今のところは。だけど、わからないですよね、病気だけは。これから何か出てくるのかもしれないし。

テリー そういう経験を経て、何か生活は変わった?まだまだ60周年、70周年と頑張っていかなきゃいけないでしょう。

あべ そうですね。やっぱり健康についてはいろいろ考えることがあって。これから少林寺拳法をやろうと思ってるんですよ。

テリー 少林寺拳法?

あべ 私たちの年代って、若い頃と比べてどうしても体が動かなくなるでしょう。それを解決するために、新しいラジオ体操みたいなものを考えたいなと。今、少林寺拳法の先生にお願いしてるんですよ。

テリー それ、いいね。DVDとかにして発売してもいいかもしれない。

あべ 私、ハッと気づいたら周りに少林寺拳法の人がたくさんいたんですよ。だから、これは「何かやれ」ってことかなと。これからはそういう活動もしていければなと思ってます。

◆テリーからひと言

 脳梗塞は驚いたけど、とにかく元気でよかった! 80周年まではイケるから、まだまだ頑張って!

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
2軍でもダメ…巨人・リチャードの打撃はどこが問題か?デーブ大久保の「ワンレッグ・ステップ」分析
2
巨人・甲斐拓也「自信満々の交流戦データ」がまるで役立たず…1イニング複数失点の「起用問題」
3
阪神・佐藤輝明の「ホームラン確信歩き」よりも問題視されていた「あの行為」
4
「3Aで戦力外」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「俺のところに来たら化ける」再生プランの本気度
5
朝日新聞も把握できない国民民主党「山尾ショック」ダメージと「都議選の票」の関係