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記事全文を読む→満身創痍の照ノ富士が「10回優勝」にこだわる「日馬富士暴行事件」の怨念
大相撲夏場所は横綱照ノ富士が両膝の手術による4場所連続休場を乗り越え、8度目の優勝を飾った。
本人は「2ケタ(10回)優勝が目標だから」とニコリともせずにコメントしていたが、昨年11月に誕生した長男・照務甚(てむじん)くんとの記念撮影になると満面の笑みを見せていた。
ただ、すでに両膝は限界。特注のサポーターによる補助がなければ、相撲はおろか歩くこともままならない。また持病の糖尿病はいつ悪化してもおかしくない状況だ。ではなぜ、相撲をとり続けるのか。
そこには一人横綱に対する責任感に加え、もう一つ、同じモンゴル出身の宮城野親方(元横綱白鵬)との因縁がある。2017年10月、貴乃花親方が相撲協会を退職するきっかけになった「日馬富士暴行事件」だ。
当時、白鵬と日馬富士を頂点にした「モンゴル派」に、玉鷲や今場所前に突然引退した逸ノ城らは常に距離を置いていた。そして、照ノ富士もその一人だった。この時、鳥取巡業を控えた宴席で白鵬が説教中、日馬富士が貴ノ岩に暴行したことが明るみに出たが、そこで「自分たちは思っていることがあっても言えないので。壁があるので」と言い放った照ノ富士が日馬富士に頬を叩かれた事実も発覚している。
この騒動のあと、照ノ富士と宮城野親方が和解したとの話は一切聞こえてこない。
宮城野親方が自らスカウトした2年連続「高校横綱」に輝いた落合哲也は、史上最速の3場所で新入幕が決定的で、白鵬にちなんだ「伯桜鵬」(はくおうほう)に改名する。にっくき白鵬の一番弟子をなぎ倒したい照ノ富士の闘志は、燃え上がるばかりなのだ。
(小田龍司)
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