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記事全文を読む→なでしこジャパン決勝T進出でも表情がこわばる「最低でもベスト8」崖っぷちの重圧
サッカー女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会で、日本代表「なでしこジャパン」は決勝トーナメント第1戦・対ノルウェー(日本時間5日・午後5時開始)を迎える。最新の世界ランクは日本が11位、ノルウェーが12位だ。
1次リーグ3戦3勝は世界一になった2011年ドイツ大会でも達成できなかったロケットスタートになった。しかし、強豪スペインに4-0と圧勝した試合で歴代3位タイのA代表139試合出場を果たした熊谷紗希主将は、「次、負けたら日本に帰るだけになるんですから」とその表情は硬かった。
日本の女子サッカーを取り巻く環境は土俵際だ。2011年のW杯世界一から国内での人気は残念ながら右肩下がり。サッカー担当記者が語る。
「日本の女子サッカー人口は全国5万人台で推移しています。世界ランク1位の米国は何人だと思いますか? 160万人を超えている。この差はもう埋められないし、追いつかないでしょうね」
苦肉の策で2021年にスタートした女子プロサッカーリーグの「WEリーグ」だが、平均観客動員数(22年シーズン)は7894人と寂しい限り。今回のスペイン戦後、池田太監督は選手たちを賞賛しながらも、
「1次リーグ突破したぐらいでは日本に女子サッカーブームに火がつくことはありません」
と危機感を口にしていた。それを最も認識しているのが熊谷主将で、
「最低でもベスト8以上進出しなきゃ日本の皆さんは見てくれないと思う」
とも語っている。
負けたら帰国の決勝トーナメントだが、なでしこジャパンにとって負けた時点で女子サッカーの地位が急降下するのは確実。大きな十字架を背負ってノルウェー戦に挑む。
(小田龍司)
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