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記事全文を読む→【歯科医が重大警告】糖尿病薬で痩せる「マンジャロ」ブームをあざ笑う「恐ろしい酸蝕症」歯が溶けてなくなる!
「これでラクに痩せられる」
そんな怪しげなフレコミでSNSを席巻した「マンジャロ」は、糖尿病薬でありながら、ダイエットに有用だとしてブームになったものだ。もちろん誤った使用法であることは明らかだが、副作用への関心が高まり、これまで手放しで効果をアピールしてきたインフルエンサーたちには、厳しい視線が向けられることになっている。
マンジャロは2型糖尿病治療薬として開発されたが、高い体重減少効果が着目され、美容やダイエット目的での利用が急拡大。SNSには劇的な「ビフォーアフター写真」があふれるとともに「人生が変わった」と絶賛する投稿が相次いだ。
副作用として知られるのは、吐き気や嘔吐。当然ながら、これが問題視されている。海外では、急激な体重減少によって頬や目元がこけて見える「オゼンピックフェイス」が広まったが、歯科関係者の間では別の「重大な懸念」が持ち上がっている。胃酸による歯へのダメージだ。
「以前、極端なダイエットで吐くことを繰り返していた患者さんを診たことがあります」
そう話すのは、都内の歯科医だ。
「若い頃は『痩せられればいい』と思っていたそうですが、何年も経ってから歯がボロボロになり始めた。エナメル質が薄くなり、欠けたりしみたりする症状が続き、最終的には複数の歯を失って、インプラント治療を受けることになりました」
もちろん、マンジャロを使用した人が必ず同じ経過をたどるわけではないが、胃液は強い酸性を帯びるため、副作用による嘔吐が繰り返されれば、歯の表面を覆うエナメル質が徐々に溶ける「酸蝕症」のリスクが高まる。摂食障害や自己誘発性嘔吐の患者では、以前から知られてきた問題だ。
症状が出た時にはすでにエナメル質がかなり傷んでいる
歯科医が続けて警鐘を鳴らす。
「マンジャロ使用者は、自ら吐こうとしているわけではありません。ただ、結果として頻繁に嘔吐する状態が続けば、歯に起きる現象は同じです。体重は落ちても、数年後に高額な差し歯やインプラント治療が必要になる可能性は否定できません」
誤ったダイエット効果ばかりに目が向きがちなマンジャロだが、歯科関係者は、
「体重計の数字だけでなく、口の中の変化にもぜひ注意してほしい」
と、重ねて注意を促すのだ。
「体重は毎日チェックしても、歯の異変には気付きにくい。冷たいものがしみる、歯が透けて見える、欠けやすくなるといった症状が出た時には、すでにエナメル質がかなり傷んでいる可能性がありますね」
ダイエット成功の代償として待ち受ける、高額な歯科治療。劇的な減量の裏で見落とされがちな「見えざるリスク」を、よく知っておくべきである。
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