8月に入り、各地で酷暑が続く中、いっそうの熱中症対策が叫ばれている。デスクワーク中や外出時、喉を潤すために清涼飲料水やスポーツドリンクをガブ飲みするサラリーマンの姿も目立つ。しかし、喉の渇きを解消するつもりの水分補給が、かえって体に深刻な不...
記事全文を読む→「猪木VSアリ戦」50年の真実〈第2回〉(4)「ペリカン!」調印式の応酬
76年3月25日。ニューヨークで、歴史的な調印式が行われた。
「猪木さんは奥様(当時)の倍賞美津子さんを伴って、袴姿で登場しました。対するアリは、猪木さんの顎を指して、『まるでペリカンのくちばしだ。粉々に砕いてやる』と言い放ちました」
このアリの「ペリカン」発言、実はある人物からの入れ知恵だった。
「フレッド・ブラッシーというベテランのプロレスラーがいましてね。アリの挑発トークのアドバイザーを務めていたんです。しかし、猪木さんはまったく顔色を変えず、『私の顎は確かにペリカンのように長いが、鉄のように鍛え上げられている。風が吹けば私はそよぐが、倒れはしない』と静かに返しました。さらに『日本語をひとつ教えてあげよう。“アリ”とは日本で“虫けら”を指す言葉だ』と言い返したところ、アリが激高しましてね。『ペリカン野郎め! 今すぐ叩きのめしてやるぞ!』と大声で叫んだんです。“前哨戦”は猪木さんの完勝でした」
ファイトマネー交渉も一筋縄ではいかなかった。
「アリ側は1000万ドルで一切譲らない。猪木側は600万ドルを提示した。膠着状態を打ち破ったのは、アリ本人の一言でした。『600万ドルは吞めないが、600万ドル以上ならOKだ』─結局610万ドルで決着です」
アリへのファイトマネー610万ドルは、すべてNETが保証した。試合前に180万ドル、試合後に120万ドル、クローズドサーキット(米国内での有料観戦システム)の収益から310万ドルを支払うという内訳だった。
ニューヨークではビンス・マクマホン・シニア率いるWWWF(現WWE)と組んで興行を行ったが、これはアメリカのプロレス市場を支配していたNWAに対抗するための共同戦線でもあった。ジャイアント馬場はNWAと非常に親密であったから、猪木は対抗策としてNWAを離脱したマクマホンとタッグを組んだのである。猪木VSアリ戦はプロレス界の勢力争い、政治闘争の面もあったのだ。
結果を先に言ってしまえば、猪木VSアリ戦は興行的には失敗し、アリ側はNETのニューヨーク支局を差し押さえてきた。最終的に実際に支払われた金額は180万ドルに留まったが、猪木VSアリ戦はNETと新日本プロレスに多大な代償をもたらすことになる。
舟橋慶一(ふなばし・けいいち)1938年生まれ。62年にNET(日本教育テレビ/現テレビ朝日)入社。アナウンサーとして「ワールドプロレスリング」実況など多数の番組を担当。
福田竜一(東京新聞)
写真提供/山内猛
アサ芸チョイス
可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...
記事全文を読む→堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...
記事全文を読む→2024年7月に停車中のロケバス内で共演者の女性に性的暴行をしたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われたのは、元お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告だ。その第6回公判が8月5日に東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑。...
記事全文を読む→
