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Posted on 2026年06月24日 07:15

大谷翔平の第二子誕生に水を差す「年子の出産批判」何か問題があるのか医学的に検証してみた

2026年06月24日 07:15

 ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。
 大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コメントが実にいやらしいのは、上から目線で「昨年の出産で体にダメージを負った真美子さんの体調を心配している」フリをしていることにある。
 では本当に「年子の出産」は医学的に問題があるのか、検証してみた。

 大谷夫妻を批判している人たちの根拠は、今から20年以上前、2005年6月に世界保健機構(WHO)の専門家会議が出した公式見解にある。
 WHOは医療体制や栄養状態が不十分な発展途上国、貧困国の乳幼児死亡率や妊産婦死亡率を下げるために「連続して妊娠出産すると母親が深刻な栄養失調になり、子供の生存率が著しく下がるため出産と出産の間は次の妊娠まで少なくとも24カ月(2年)空けること」とメッセージを出した。
 これがミスリードとなり、日本の国内外で2年をあけない出産はケシカランという「年子批判」の声が大きくなった。「年子批判」する中高年女性は、持っている情報が間違っている上に古いのだ。

 WHOの見解については2005年当時から「経済水準と医療水準、栄養状態に差が異なる貧困国と先進国の女性を一律に扱うのはおかしい」と疑問の声が上がり、年子の出産は母体と赤ん坊に負担が生じるのか「同じ環境、つまり、同じ母親から年子で生まれた赤ん坊と、2年以上あけて生まれた子供を比較研究しないと、優位差はわからない」と指摘された。

 その後、イギリス医師会の雑誌「The BMJ(British Medical Journal)と姉妹紙「BMJ Open」に寄せられたイギリス、アメリカ、オーストラリア、スウェーデン、ノルウェーの産婦人科医、小児科医の比較研究論文によると、次のように結論づけられている。
「同じ母親で比べた場合、2年以上の間隔をあけて出産した赤ん坊と、2年未満の短い間隔で生まれた年子の赤ん坊の早産や低体重児のリスクはほとんど消失するか、あっても極めてわずか」

北欧の産婦人科医は「間隔をあけず、早い方がいい」と断言

 それどころかスウェーデン、ノルウェーの比較論文では、30代40代の女性がWHOの見解に引きずられて2年以上の妊娠期間をあけると、いわゆる「2人目不妊」という出生率の低下が起きると指摘。北欧の産婦人科医は「30代以上の高齢出産では年子出産を推奨する。育児の支援環境が整っていて夫婦が2人以上の子供を望むなら、出産は間隔をあけず、早い方がいい」と断言している。

 元女子バスケットボール日本代表の真美子夫人は、日本人女性の平均身長158センチに対し、180センチある。山本由伸(公式データで178センチ)より高く、多国籍軍のドジャース夫人会の中でも背が高い。

 長男が大谷ファンで知られるチームメイトのフリーマン一家は、3人の男の子がそれぞれ1歳違いの年子で生まれており、今年4月に長女ローズマリーちゃんが誕生したばかり。
 ド軍レジェンド、カーショーも長男長女、二男三男がそれぞれ2年以内に続けて誕生。引退後の昨年12月には、末っ子の二女クロエちゃんが生まれた。
 経済的にも社会的にも恵まれたメジャーリーガーが、類まれなる才能を継いだ子供をたくさん誕生させることに、何か問題はあるだろうか。

 当の大谷は2児のパパになってから絶好調。6月23日(日本時間)のツインズ戦で、試合開始15秒後に17号先頭打者アーチ、メジャー通算300号まであと3本とし、お祝いムードを自ら盛り上げている。

(那須優子)

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