スポーツ
Posted on 2026年05月07日 11:30

大谷翔平に投げ勝った元ヤクルト投手「日本球界との秘められた関係性」ヤクルトは引き留めたかった

2026年05月07日 11:30

 日本時間5月6日のアストロズ戦に先発登板したドジャース・大谷翔平は7回2失点と好投したが、打線の援護なく、今季2敗目を喫した。スコアは2-1。この僅差の投手戦で大谷に投げ勝ったのが、昨年はヤクルトに在籍していたピーター・ランバートだった。
 ヤクルトにいたのは2025年の1年のみ。先発ではチームトップの21試合に登板したが、3勝11敗だった。シーズン終了前の8月半ばに帰国してしまい、日本のファンはよく覚えていないのではないか。

 ランバートも大谷と同じく7回を投げ、被安打3の無失点でマウンドを譲った。ヤクルト時代の防御率は4.26だったので、「こんなにいいピッチャーだったかな」と思ってしまった。
「昨シーズンが終了してすぐに、アストロズとマイナー契約を結びました。チームは左腕エースのフランバー・バルデス慰留に必死でした。最終的にはバルデスの引き止めに失敗したんですが、投手力の強化が課題だったので、伸びしろのある投手は一人でも多く獲っておこう、という姿勢でした」(現地記者)

 しかしランバートの獲得は「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」ではなかった。ランバートは2015年MLBドラフト2巡目で、ロッキーズに指名されている。高校生投手としてはかなり高い評価だが、投手を始めたのは高校3年生の途中。「本格的な投手の練習をさせたら、将来は大物に」と期待されていたそうだ。

今井達也の負傷者リスト入りでチャンスが回ってきた

 ロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドは高地にあるため、本塁打が出やすい球場だ。
「当時のランバートは打ち込まれていたものの、他球団からは一目を置かれていました。球速は150キロ台前半だから、メジャーリーグでは平均以下。でも変化球は多彩で、ゴロアウトをしっかり取れる投手でした」(前出・現地記者)

 トミー・ジョン手術などの不遇もあった。今季の開幕戦をマイナーリーグで迎えたランバートの昇格が決まったのは、4月17日。今井達也がIL(負傷者リスト)入りしたことで、チャンスが回ってきたのである。
 昇格翌日には先発登板しており、大谷と投げ合ったドジャース戦は4度目の先発。これで2勝目を挙げた。

「実はヤクルトは2026年も契約するつもりでしたが、ランバートのMLB帰還の希望が強かったので、引き留めるのをやめました」(球界関係者)
「大谷に投げ勝った」ということで、この試合は米メディアが大きく取り上げた。
 今井と入れ替わっての昇格といい、NPBとは深い関係があるが、その件はアメリカで報じられていない。この先、ランバートが勝ち星を積み上げれば、池山ヤクルトの好調ぶりが紹介されるかもしれない。

(飯山満/スポーツライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年11月02日 15:30

    脳梗塞で療養中だった伊達みきお(サンドウィッチマン)が、10月31日の「サンドウィッチマンザ・ラジオショーサタデー」(ニッポン放送)で、2カ月ぶりに復帰した。「さあ、時刻はお昼の1時を回りました。こんにちは。サンドウィッチマンの伊達みきおで...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年11月04日 13:00

    泉ピン子が訴えられた。映画製作会社「HumanPictures」が11月3日、所属監督の映画「AYUMI」と「養父」に出演したピン子に対し、損害賠償を求め2日付で東京地裁に提訴したと、公式Xで公表したのだ。問題が発生したのは、10月23日に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年11月05日 17:00

    毎日のように見聞きする「不正アクセスによる情報漏洩」のニュース。もはや情報漏洩していない企業のほうが珍しいんじゃないのってくらいだし、それどころか官公庁にまで被害は及んでいる。三菱UFJフィナンシャル・グループが、2027年3月までの開業を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/27発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク