スポーツ

CS4連敗…巨人が行う「粛清と大補強」激震舞台裏!(1)目立った活躍をした選手が見当たらない

20141106d

 まさかのCS4連敗という醜態をさらし、屈辱にまみれた巨人軍が、来季を見据えてチーム改革を断行すべく、大ナタを振り下ろす。しくじった選手は容赦なく解雇、冷遇され、新戦力をかき集めて穴埋め。リーグVでも背筋が寒い、激震の舞台裏をレポート!

 セ・リーグ打撃ベストテンに巨人の打者は1人も見当たらず、2割9分7厘で13位の長野久義(29)がチーム最上位。投手陣も、最優秀防御率のタイトルを取った菅野智之(25)以外は、杉内俊哉(33)がかろうじて10勝したぐらい。総じて低調で、目立った活躍を見せた選手がほとんどいない今季、リーグ優勝できたのは、白石興二郎オーナー(68)が言い放った「MVPを選ぶなら原辰徳監督(56)しかいない」というセリフに集約されよう。すなわち「選手はダメだった」と言っているに等しい。巨人OBの野球評論家・関本四十四氏も、

「私も1カ月前、報道陣に同じことを言った。今年は大型連勝がなかったでしょう。監督の(現有戦力の)やりくりで勝ったんです」

 まず粛清されたのは、川口和久前投手総合コーチ(55)と橋上秀樹前打撃コーチ(48)。球団関係者が言う。

「川口コーチはこの2年ほど、原監督との関係が悪化。問題になったのは、川口コーチと投手陣の信頼関係のなさでした。今年は投手交代がやたらと早かったり、本来なら投手コーチが監督をいさめたり、考え直してもらうよう意見するのが仕事。なのに川口コーチは風よけになってくれず、投手陣の不満が積もり積もっていった。そんな投手陣を見た原監督も『何でもっと選手に厳しくしないのか』と苦言を呈するようになり、川口コーチは板挟みに。結果、原監督は斎藤雅樹投手コーチ(49)ばかりを信用するようになったのです」

 スポーツ紙デスクも言う。

「川口コーチは親しい球界関係者に『全然、信用してもらえない』と愚痴をこぼしていました。シーズン途中、CS前にはすでに『もう辞めるよ』とも」

 退任した川口前コーチは、非常勤の編成業務に配置転換となった。

 もう一方の橋上前コーチは、退団して楽天ヘッドコーチに就任するが、

「いわゆる『清武人事』で11年に巨人にやって来て、直後に『清武の乱』が勃発。ずっと肩身の狭い思いをしていました。入団して最初に原監督に挨拶に行った際、『ん? キミはユニホームを着るの?』とイヤミを言われたほどです。スコアラーじゃないのか、という意味ですよ」(スポーツ紙デスク)

 橋上前コーチは阿部慎之助(35)が信頼する相談相手であり、阿部に意見できる唯一の人物だった。その阿部が、来季の冷遇NO1にあげられているという。

「これまで原監督は『慎之助のチームだ』と言って、打てなくても使っていましたが、もうそんな王様扱いはなくなります。あれだけ打てなくても(今季打率2割4分8厘)CSで4番に据えたのは、『もうお前の実力はわかっただろ』というダメ出しのためでもあったのです。原監督はついに阿部を見限ったと言っていい」(巨人担当記者)

 シーズン中にはこんなトラブルも勃発していた。球団関係者が明かす。

「吉原孝介バッテリーコーチ(45)が後半戦開始と同時に二軍に配置転換されましたが、これは阿部のリードと原監督が考えていたリードがまったく合わず、原監督が吉原コーチに『何とかしろ。コーチのお前がきっちりやれ』と厳命。吉原コーチはそれができなくて、『お前は慎之助に文句も言えないのか。だったら明日から来なくていい』と言われ、二軍で育成コーチとなったのです」

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
2
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
3
高島礼子の声が…旅番組「列車内撮影NG問題」を解決するテレビ東京の「グレーゾーンな新手法」
4
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
5
皐月賞で最も強い競馬をした3着馬が「ダービー回避」!NHKマイルでは迷わずアタマから狙え