マンネリだと言われながらも、コンスタントに視聴率40%を叩き出す紅白歌合戦。歌手陣だけでなく、取りしきる司会者の緊張も相当なもののようで・・・・。
84年の第35回放送で大トリを務めたのは、年内での引退を宣言していた都はるみ(63)。会場は異様な盛り上がりを見せ、歌い終えると異例のアンコールが起きた。都はそれに応え「好きになった人」を歌うも、感極まって声にならなくなる。出演者全員が彼女を囲んで励ましながらの大合唱。そんな感動の真っただ中で「事件」は起きた。
「もっともっとたくさんの拍手を、ミソラ・・・・ミヤコさんに」
総合司会・生方恵一アナの大失態だった。生方アナは翌85年に大阪放送局へ異動し、その年限りで退局。後年になって、生方アナはこう語っている。 「ロウソクの炎が燃え尽きたように崩れ落ちていくはるみちゃんの姿を見た時、美空ひばりに並んだな、ととっさに思ったんです。その結果が『ミソラ』でした」
その2年後に冷や汗をかいたのが、白組司会を務めた加山雄三(74)だ。この年のトップバッターは少年隊。曲は「仮面舞踏会」である。張り切って曲紹介をしようとした加山だが、なんと「仮面ライダー」と言い間違えてしまった。
「本番前の控え室で、仮面ライダーみたいなタイトルだな、と話していたのが、つい口をついて出てしまった、と弁明していました」(芸能記者)
05年に白組司会を務めた山本耕史(35)は、
「山川・・・・あっ、ごめんなさい。前川清さんです」とやってしまった。
「歌い終えた前川が『山川でした』と自己紹介。総合司会のみのもんたは『これが紅白の魅力なのよねぇ。その昔、美空さんって言った人もいるんだ』とフォローして笑いに持っていきました」(テレビ誌記者)
緊張のあまり別人の名前や曲名を口走った3人と違い、確信犯的暴言を発したのが90年の長渕剛(55)だった。この年、東西が統一されたドイツ・ベルリンからの中継で出演した長渕は開口一番、
「こっちはタコばっかり」と同行のNHKスタッフのダメさかげんを暴露、視聴者をアゼンとさせる。 さらには17分間にわたって時間を独占し、3曲も熱唱。この一件は上層部の逆鱗に触れ、長渕は約10年間、NHKを出入り禁止となった。
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