社会
Posted on 2023年09月18日 09:55

医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<むくみ>「慢性下肢浮腫」は高齢者特有の生活習慣!

2023年09月18日 09:55

 立ちっぱなしや長時間同じ姿勢を取り続けていると気になるのが足の「むくみ」。加齢とともに起こりやすくなるという。

「むくみ」は、血管やリンパ管の中にある水分が外側にしみ出し、細胞と細胞の間に余分な水分が溜まった状態で、医学的には「浮腫」と呼ばれる。判断方法は、足のすねを指で圧迫する。指で押した跡がへこんだまま、なかなか戻らないようであれば「むくみ」の可能性が高い。

「むくみ」と加齢の関係は、血液の巡りが悪くなることにある。通常、体の不要な水分は、細胞から静脈やリンパ管に戻され、尿として排出される。しかし、加齢によって血液の巡りが悪くなると、細胞に溜まった水分を静脈やリンパ管に戻しきれなくなり、不要な水分が体に溜まり、「むくん」でしまうのだ。

 長期化すると、「慢性下肢浮腫」に陥っている可能性が高い。これは、高齢者特有の生活習慣によって引き起こされる。「慢性下肢浮腫」の原因となる生活習慣は、「長時間座りっぱなし」「長時間立ちっぱなし」「歩行時に十分足を動かさない」などである。

 何らかの疾患が原因となっている場合と異なり、「慢性下肢浮腫」は検査を行っても何の異常も見られない。「むくみ」が進行し、足がパンパンに腫れ上がったり、強い痛みが生じたりするまで気づかないケースが多く、重症化してしまうと日常生活に支障をきたしてしまうような危険もある。

 他にも「むくみ」には、心不全や腎不全などの重大な疾患が隠れているケースもある。

「むくみ」の進行の防止や疾患の早期発見のためにも、症状が数日以上続くようであれば、一度、医療機関を受診してみよう。

田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年10月30日 11:30

    今年も園遊会に招かれなかった。いつかお声がかかる日が来るかもしれないと、ブックオフで値下げされていた「皇室入門」という新書まで購入し、熟読しているのに、いまだお呼びがかからない(笑)。ちなみに園遊会とは天皇・皇后両陛下が各界の功労者らを招き...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    スポーツ
    2026年11月02日 11:45

    10月30日に秋季キャンプを始動させた巨人の映像が流れ、高橋由伸ヘッドコーチと清水隆行打撃チーフコーチの就任が紹介された直後だった。11月1日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)で駒田健吾アナウンサーが「上原さんは、ピッチングコーチは?...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年11月02日 15:30

    脳梗塞で療養中だった伊達みきお(サンドウィッチマン)が、10月31日の「サンドウィッチマンザ・ラジオショーサタデー」(ニッポン放送)で、2カ月ぶりに復帰した。「さあ、時刻はお昼の1時を回りました。こんにちは。サンドウィッチマンの伊達みきおで...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/27発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク