スポーツ
Posted on 2023年09月15日 17:58

「四球で逃げるしかなかった」工藤公康と山本昌がカモにされた「3人の打者」

2023年09月15日 17:58

 工藤公康氏と山本昌氏がYoutubeチャンネルで対談し、苦手だった打者について語っている。

 工藤氏が苦手とした打者は落合博満氏とイチロー氏で、落合氏との対戦をこう振り返った。

「吸い込まれる感じ。インサイド低めで打たれたことが一番印象的。バットが折れたような音がして、あっと思ったらレフトスタンド中段。『えっ!?』て思った。年間5割でホームラン6本ぐらい打たれている」

 イチロー氏については、

「ボールの軌道が読める。頭の中で軌道をイメージしているんじゃないかと思っている。インサイドのスライダーで見逃しの三振を取ったが、1カ月ほど後に同じ球を投げたらバットがピュッと出てきてライト線ツーベース。この球はもう通用しないな。次どうしようって」

 と、凄さを明らかにした。

 一方、山本氏が苦手にしていたのは古田敦也氏。

「通算で40~50本ぐらい打たれている。芯に当てるのが上手い。すごく粘られたことがあって、絶対に頭にないだろうというインコースのカーブ、最後のとっておきを投げた。さっと腰を引いてレフトスタンドに運ばれた。一回も見せたことがない球だったのに」

 もう1人は「意外に打たれた」という清原和博氏。

「清原の調子が悪い時は真ん中に投げても空振り三振してくれる。調子がいい時はショートバウンドになるようなスクリューを東京ドームのライトスタンドに放り込む。あれがめちゃくちゃ困る。僕はアウトローのピッチャなので、最終的にはアウトサイドの低めを攻めたい。そこに投げて逆方向にホームランを打たれるのは困る。これができる日本人選手は少ない」

 と振り返った。

 打たれたくなかったらフォアボールにするしかないと工藤氏。ただ、落合氏はフォアボールで出して次のバッターにヒットを打たせれても一塁ずつしか進まないが、イチロー氏はサードに行ってしまうのに困ったという。そんなイチロ氏ーを山本氏は、

「うっとおしですもんね」

 と正直な言葉で表現した。

 そんな苦手な選手がいつつも、工藤氏が通算224勝、山本氏は219勝。レジェンドの対談にファンは大喜びで、コメント欄には「結果を出している人の話なのでものすごく説得力がある」「この話は未来への遺産」と絶賛の声が上がった。

(鈴木誠)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク