芸能

斎藤恭代「自分で作ったアイドルグループ」/テリー伊藤対談(3)

テリー 自分でアイドルグループを作るって、曲とかはどうしたの?

斎藤  知り合いの作詞家さんや作曲家さんに声をかけました。作詞家や作家の方々って、余ってる曲がいっぱいあるんですよ。選ばれなかった曲といいますか。

テリー まだ世に発表してない曲だね。

斎藤 はい、そういう曲を安価でいただきました。

テリー 安価って?

斎藤 5万円とか。

テリー あ、そんなに安いんだ?

斎藤 はい。でも、そこからまたレコーディングとかにもお金がかかるので、それもみんなで出し合って。

テリー レコーディングはどのぐらいかかるの?

斎藤 1曲10万円ぐらいで、それを5人で割りました。

テリー それは知り合いだから多少安くしてくれてるの?

斎藤 はい、そうだと思います。それで「次はじゃあミュージックビデオを撮ろう」ってなって、またスタジオ代、ヘアメイク代、衣装代がかかりました。

テリー あ、そうか。そういうのも含めると1曲だけでもけっこうかかるよな。

斎藤 だから、カメラマンさんも知り合いの方に安くやっていただいて。「Erase」って曲では、背景紙とかも自分たちで作りまして。MVは15万円以内ぐらいで頑張ってやりました。

テリー へぇ、それって今見れるかな(とスマホで検索して)。ああ、これ?

斎藤 それです。そのキラキラしてる背景紙を自分たちで買ってきて。衣装は私の被服科の友達にお願いしたり、私と私の母もミシンが得意なのでババババッと作りました。

テリー 振り付けは?

斎藤 メンバーに振付師の子がいたので。

テリー すごいなぁ。そうやってひとつひとつ自分たちの手で作ったって思うと、このMVも違って見えてくるね。

斎藤 うれしいです。

テリー でも、そんなに一生懸命やったのに、これも解散しちゃったんだ?

斎藤 そうなんです。あるレコード会社さんが「うちで面倒見ますよ」って声をかけてくださったんですけど。

テリー すごいじゃん。

斎藤 でも、自分たちだけでやってる時はよかったんですけど、やっぱり大人の方が入ってくると色々難しいことも多くて。

テリー ああ、何となくわかる。

斎藤 それで1年半ぐらいで解散することになりました。

テリー いくつの時?

斎藤 それが、もうけっこう年もいってしまっていて、26歳でした。

テリー いや、26歳は全然若いと思うけど、一生懸命やってたものがそういう形でなくなるのはツラいよな。

斎藤 はい。それで今度は撮影会という場所でスターになろうと思いまして、撮影会に参加するようになりまして。

テリー そうか。あなた根性あるなぁ。

斎藤 そうしたら、そこに今の事務所の社長さんが来ていて、「うちでマネージメントさせてください」と言ってくださったんです。

テリー それで今に至るんだね。

斎藤 はい。夢をあきらめずにずっとやっていてよかったなと思います。

ゲスト:斎藤恭代(さいとう・やすよ)1996年、栃木県生まれ。高校3年の時に「いちご姫コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、福岡のご当地アイドル「いちご姫」のメンバーに。その後、「ミス・アース日本代表」、5人組グループ「FUSION」を経て、2022年からグラビア活動を開始。9頭身が話題となり、多くの雑誌の表紙やグラビアを飾る。初のイメージDVD「日本の女性は美しい」(竹書房)発売中。10月27日、1st写真集「EarthFUL」(ワニブックス)発売。

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