政治

岸田総理「マイナス支持率」83%で退陣勧告!(2)何一つ国民に突き刺さらない

 では、具体的に何が「不支持」の要因なのか。気に入らない政策・言動で見ていくと、1位の「口先ばかりの賃上げ」が332票と圧倒的に票を集めた。それ以外の上位では、2位「歯止めの利かない物価高」、4位「ガソリン・光熱費の高騰」と、身近な生活費にまつわる不満が集中していることがわかる。秋の臨時国会冒頭、岸田総理は所信表明演説で、「経済、経済、経済」と3連呼していたものの、そこで打ち出された政策がまったく国民の胸に突き刺さらない、いやむしろ、マイナス要素として悪目立ちするという皮肉な結果となっているのだ。

 この点に関し、庶民のナマ声はかなり辛辣だ。

「国民生活を勉強しなさい」(54歳・神奈川)、「もっと国民の声を聞け」(51歳・宮城)と、まるで国民の痛みがわかっていないのではと疑う声があれば、岸田総理のことが「嫌いではありません」という埼玉の51歳会社員ですら「今すぐインフレを抑制してほしい」と注文をつけているほど。

 ここで経済の専門家、ジャーナリストの荻原博子氏に解説願おう。

「こういった項目が上位にくるということは、ダイレクトに家計に響く問題がいかに口先ばかりで疎かになっているかということを表しているのでしょう。例えば賃上げ税制は、賃上げをしたら法人税を下げてあげますという制度ですが、そもそも法人税を払っていない企業が7割なんですから、効果もへったくれもない」

 とバッサリ。さらに、こう続ける。

「しかも経営者にしてみれば、1回上げた賃金は下げるわけにはいかない。にもかかわらず、法人税の優遇は1回こっきりですから、賃上げしたらむしろ損になります。50歳以上の男性といえば、論理的にモノを考えて世間知も豊富なはず。事実、回答者には経営者や自営業者も含まれているでしょう。そういった人がダメを出しているということは、やはりダメなんです」

 アンケートに戻ろう。

「『聞く力』がなし」が3番目に多く、「具体性のない場当たり政策」が6位にくるあたりも、政治家として、とりわけトップである総理としての資質に欠けることを歴然とさせている。

 アンケートでも、この点を指摘する声が多い。

「具体的な対応がない」(60歳・福岡)、「風見鶏みたい」(56歳・長野)、「行動力がない。ピントがズレている」(61歳・群馬)、「補聴器が必要」(71歳・千葉)と、苦言の類いは枚挙にいとまがないが、「国民の言うことに耳を傾けない」と怒る神奈川の会社員は「言っても無駄」と切って捨てた。

 このあたりも「聞く力」をアピールし、具体策が「岸田ノート」に書き溜めてあるはず(?)なのに、政策にまったく反映されないという現実が、国民をさらに苛立たせているのだろう。

カテゴリー: 政治   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨人初のトレード加入で「4」を付け「33歳で病死」主砲の遺言/あなたの知らないプロ野球「永久欠番」秘聞
2
発生切迫!東京と千葉東方沖で「想像を絶する規模」に/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(4)
3
「築地球場」本拠地移転を狙うのは巨人ではなく「西武ライオンズ」という大逆転
4
政府が慌てて調査を始めた「日本海海底大地震」/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(2)
5
地殻が水平移動!長野と岐阜の活断層で「内陸直下型」が多発する/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(3)