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記事全文を読む→乗れない貨物列車になぜ金をかけるのか「秩父鉄道と三岐鉄道」塗装コラボの狙いは「撮り鉄を金ヅルに」
埼玉県の秩父鉄道と三重県の三岐鉄道が行うコラボレーションに、鉄道ファンから驚きの声が上がっている。
両社は貨物輸送に使用している電気機関車の塗装を入れ替えて、運行すると発表した。具体的には三岐鉄道の「ED454」を秩父カラーの「青地に白帯」(写真上)にし、秩父鉄道の「EL303」を三岐カラーの「茶色に黄色帯」(写真下)に塗り替える。
秩父鉄道と三岐鉄道は、国内では数少ない旅客と貨物輸送の両方を行う私鉄であり、鉄道貨物が環境に優しい輸送方法であることをアピールするため、このコラボを実施するという。
旅客車両であれば臨時列車を運行して売り上げを増やすことができるが、人が乗れない貨物列車ではそれができない。なのになぜわざわざ、お金をかけてまで塗色を変更するのか。鉄道貨物が環境に優しいことを広く周知するためだけ、とはどうも考えにくい。鉄道ライターは、別の狙いがあると指摘する。
「例えば、有料の撮影イベントを開催する。塗色を変更すれば大いに話題になり、参加したがる人は増えるでしょう。運賃収入とは違う、新たな収入源になります」
近年、多くの鉄道会社が有料の撮影イベントを開催している。中には数万円にもなる高価な撮影会も少なくない。なぜ頻繁に行われているのかといえば、
「言葉は悪いですが、狙いは撮り鉄を金ヅルにしようというものです。乗り鉄は列車に乗車してお金を落としていきますが、撮り鉄はただ写真を撮るだけなので、売り上げには繋がりません。ところが撮影会ならば、鉄道会社に利益をもたらします。地方のローカル路線は定期利用の乗客が減る一方であり、新たな収入源を求めています。そのひとつが海外からの観光客で、もうひとつが撮り鉄なんです」(前出・鉄道ライター)
撮り鉄はしばしば、マナーを無視した強引かつ危険な撮影によるトラブルや、深刻な事件を起こしてニュースになる。これで騒ぎが起きなくなるなら、鉄道会社と撮り鉄の双方にとって喜ばしいこととなるのだが…。
(海野久泰)
アサ芸チョイス
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