社会

1万円で連れ出し可…タイの夜遊び「穴場の新地帯」は日本人街の「シラチャ」だった

 筆者は現在、タイに来ている。首都バンコクやパタヤのナイトライフは、昨今の円安と物価高の影響で、ゴーゴーバーの女の子とホテルで遊ぶ料金は一晩8000バーツ(約3万3000円)と、もはや日本の性サービスの方が安く感じるほど。さらに女の子の高齢化が進み、40代のゴーゴーバー嬢も珍しくなくなっている。

 今やタイで若い女の子とお得に遊ぶのは、夢のまた夢なのか…。在住日本人に尋ねてみると、

「今はバンコクやパタヤよりも、シラチャがアツイ」

 と耳寄りな情報が返ってきた。シラチャとはバンコク・スワンナプーム国際空港から車で南に1時間15分の場所に位置する街である。1990年代に周辺工業地帯に日本企業が進出を始めたことで日本人の人口が急速に増え、現在は約3000人から4000人の日本人が居住する日本人街だ。先のタイ在住日本人が言う。

「シラチャには日本人駐在員向けの日系居酒屋や、カラオケ店などが多くあるんです。タイの日本人街といえばバンコクのタニヤが有名ですが、コロナ禍で駐在員が多く帰国し、今は日本食が好きな富裕層のタイ人が集まるエリアになりました。シラチャの夜遊びもタニヤ同様、日本でいうキャバクラにあたる『カラオケ』がメインで、料金は1時間600~1000バーツ(約2500円~4200円)ほどです」

 バンコクやパタヤのナイトライフは欧米、中国、インドなど様々な国を相手にしているためインフレ状態だが、日本人街のシラチャは駐在員の手当てに合わせて料金据え置きなのだと、この男性は説明する。しかも短期旅行者はあまり訪れない場所であるため、穴場となっているのだ。

「連れ出しも可能で、ショート2500~3000バーツ(約1万円~1万2500円)と、ゴーゴーバーよりもはるかにお得に遊ぶことができます。しかもシラチャは大学や専門学校が多いため、タニヤに比べて働いている子が断然若い。私はパタヤ在住ですが、パタヤの夜遊びが高くなったので、最近は週一でシラチャに通っています」(前出・タイ在住日本人)

 パタヤからシラチャへは、車で30分ほどで行くことができる。以前はシラチャに住んでいる日本人駐在員が週末に羽を伸ばすため、パタヤへ遊びに行く姿が見られた。今や在住日本人は、デフレ状態の日本人街に遊びに行く時代になっているようだ。

(カワノアユミ)

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