社会

絶滅危惧種から脱出したウシ科の珍獣「サイガ」の奇異な風貌

「サイガ」という珍獣をご存知だろうか。主にモンゴル南西部、カザフスタン、ロシア南部の草原に分布しているが、密漁と病気の蔓延で「近絶滅種」とされていた。

 それがこのほど、20年にも及ぶ懸命な保護活動が実り、ユーラシア大陸には190万頭が生息するまでに。3段階評価を引き下げて、「近危急種」に変更されたことが分かった(12月18日「NATIONAL GEOGRAPHIC」日本版サイト)。

 サイガはヤギほどの大きさで、頭にネジのような長いツノが2本生えており、巨大な鼻が最大の特徴だ。ウシ科の偶蹄類なのだが、とてもウシには見えない奇異なる風貌なのだ。サイガに限らず、ウシに見えないウシ科の動物は、ほかにも存在する。動物ジャーナリストが解説する。

「『ジェレヌク』は、主にアフリカのサバンナに生息。体長約150センチで首や手脚がスラリと長く、一見してシカを思わせる風貌ながら、最大の特徴は、小さな顔です。小顔の生き物は可愛いと重宝されるものですが、小顔すぎてエイリアンみたいでコワいといった声も。トゲの多いアカシアの葉を食べるため、枝と枝の間をすり抜ける際にトゲに当たらないように、小顔が役立っているんです」

 あるいは「アラビアオリックス」は、オマーンやアラビア半島の砂漠地帯に分布。体長は約180センチで、直線的に長く伸びた2本の角が特徴だ。横からは角が1本に見え、また体が白いことから、ユニコーンのモデルになったと言われている。

「ユニコーンはウマに似た伝説上の生き物で、これもまたウシらしからぬ風貌。ちなみに、80キロ先の雨のニオイも嗅ぎ分けることができるといいますから、恐るべき嗅覚です」(前出・動物ジャーナリスト)

 大谷翔平は空前絶後の才能で「ユニコーン」と称されるが、投手としても打者としても、一流の嗅覚…いや、感覚を持っている。やはりユニコーンだ。

(所ひで/ユーチューブライター)

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