スポーツ

佐々木朗希が戸惑う「メジャー挑戦は時期尚早」圧倒的な声と「大型広告契約の宿命」

 令和の怪物、プロ野球ロッテの佐々木朗希投手の周囲がにわかに騒がしくなってきた。

 今年プロ3年目で初めて契約更改を「越年」することが決まった佐々木。理由は明解で、来年オフのポスティング制度による米大リーグ移籍を希望しているからにほからない。米CBSスポーツ(電子版12月26日=日本時間27日)でも、次にMLBと巨額契約を結ぶ日本人選手の1人に佐々木を挙げ、「いつ大リーグに来るのか? それは誰にも推測できない」と報じている。

 今季の佐々木はWBCでも日本代表入りして2試合に先発。帰国後も7勝(4敗)と数字的にはまずまずの成績こそあげたが、7月下旬に左わき腹肉離れで戦列を離れた。また、22歳という年齢もありフィジカル面のひ弱さが再三指摘されている。そんなことから来オフのメジャー挑戦には「時期尚早」という声が圧倒的だが、事を余計に難しくしているのが2022年から佐々木とマネジメント契約をしている大手広告代理店・電通との関係だ。

「すでに複数社とのCM出演も実現していますが、そうなると当然、がんじがらめの契約がつきまとう。佐々木もこれに戸惑っているようで、米大リーグ移籍にも大きくかかわりそうです」(スポーツ紙ロッテ担当記者)

 佐々木がCM出演した「ロート製薬」では、ロッテの本拠地ZOZOスタジアムの看板出稿もしており、これだけで数千万円の契約と言われている。

 このオフは大谷翔平、山本由伸の超大型契約に注目が集まった。仮に佐々木が来オフにポスティング制度を使い大リーグに移籍しても、25歳未満、プロ経験6年未満のため、ルール上マイナー契約しか結べない。ロッテにしてみれば、大谷や山本のような大型契約が期待できずに「譲渡金」は微々たるものになる。メジャー契約が結べるのは2026年シーズンで3年後になるのだが、それでも多くの思惑が複雑に混ざりあい、全てがウィンウィンとなるのが難しい状況なのだ。

(小田龍司)

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