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記事全文を読む→世界の福本豊<プロ野球“足攻爆談!”>「ソフト和田の人的補償騒動に物申す」
人的補償に和田毅というスクープには仰天した。西武がFAでソフトバンクに移籍した山川穂高の代わりに、今年2月で43歳となるベテラン左腕を指名する騒動。ソフトバンクもまさかと思ったはず。それでも球団の顔やし、人望もある功労者として28名のプロテクト枠に入れておかなアカンかった。西武も半分は嫌がらせと思われても仕方がない。昨年も8勝しており、先発ローテで回る力は健在とはいえ、やれてもあと1年か2年。個人的にもソフトバンクのユニホームを着たまま引退させるものと疑わなかった。
この騒動で、ますます山川はヒール的な扱いとなってしまう。昔、空白の1日で巨人と契約した江川卓と、阪神にトレードされた小林繁を思い出した。山川問題は当初からスッキリしていなかったけど、まだまだ後を引きそうや。
山川のFA騒動を振り返ると、昨年5月12日に登録抹消。私生活のトラブルは不起訴になったが、球団から無期限の公式戦出場停止処分が解けないまま、FA権を行使した。給料が下がっても野球を続けられるだけで感謝しないといけないのに、4年総額16億円とも言われる大型契約となった。獲得に名乗りを上げたソフトバンクに対しては、自軍のファンからも批判の声が上がっていた。
社会的な制裁を十分に受けたとして、やり直すチャンスを与えたい気持ちも理解できる。ただ、休んでいたのに給料が下がらず、ガッツリと複数年を結べるのはどうなんやろか。ソフトバンクの選手も内心は面白くなかったと思う。例えば一塁でポジションのかぶる中村晃は昨年、136試合に出場して、打率2割7分4厘、5本塁打、37打点。現状維持の1億5000万円で契約更改したが、山川が入ったことで、出場機会が激減する可能性がある。さらに、ファンの間ではこの生え抜き34歳のベテランも人的補償で移籍するかもと心配されていた。
今に始まったことではないが、この「人的補償」という言葉は嫌いやねん。選手を物のような扱いをしているように聞こえる。何か違う呼び方を考えてほしいとずっと思っている。FA権を使える選手は好きな球団に行けるけど、「補償」で出される選手は拒否権がない。その土地に家を買って家族で住んでいる選手の単身赴任はつらい。若くして外された選手も「俺は期待されてなかったんや」とガックリきてしまう。
広島からオリックスに移籍した西川龍馬の人的補償は今回の和田とは真逆で、まだ1年目が終わったばかりの19歳、日髙暖己投手やった。広島はウエスタン・リーグで見ているから、将来性を高く評価したんやと思う。宮崎出身の右腕で山本由伸2世と期待されていたが、1軍登板もなく、プロテクト枠からは漏れていた。ようやく環境にも慣れて、勝負の2年目と思っていたから、出されるのは気の毒やった。
山川に話を戻すと、新天地では相当な覚悟で臨まないといけない。古巣の西武戦では大ブーイングにさらされてもおかしくない。結果が出ないと、ソフトバンクのファンからも厳しいヤジが飛ぶことになる。もっとアカンのはパンクして、給料泥棒になること。どちらにしても試練の1年。
それにしても、FAの人的補償は最初から40歳以上は対象外にするとか、選手会だけでなく、球界全体で何か考えないといけない。
福本豊(ふくもと・ゆたか):1968年に阪急に入団し、通算2543安打、1065盗塁。引退後はオリックスと阪神で打撃コチ、2軍監督などを歴任。2002年、野球殿堂入り。現在はサンテレビ、ABCラジオ、スポーツ報知で解説。
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