ところ変わって沖縄は浦添へGO! 昨季、3年ぶりのBクラスに沈んだヤクルトは巻き返しのシーズンとなるが、キャンプ第1クールからクローザーの進退問題が浮上していた。
「田口麗斗(28)がメジャーへの色気を隠せずにいるんです。昨オフに3年総額5億5000万円の複数年契約を結びましたが、今季中に海外FA権を取得することを見越して、途中で契約破棄ができるオプトアウトの条項を盛り込んでいるといいます。同学年でオフに楽天からパドレスに移籍した松井裕樹(28)とも頻繁に連絡を取っていて、『俺もアメリカに行くから待ってろよ!』とメッセージを送っているらしい。代理人選びの相談にも乗ってもらっているそうです」(スポーツ紙デスク)
まるで出ていくことが既定路線の外様選手。それだけにチームメイトからも距離を置かれがちだという。
「オフにハワイで自主トレをしたのですが、田口の誘いに応じた後輩が丸山翔大(25)ただ1人だったんです。渡航費などの費用を田口が持つという至れり尽くせりの条件なのに多くの選手から断られてしまった。どうも、田口の言わずにはおれない性格を皆が敬遠している。トレーニングひとつにしても『俺がお前くらいの時にはこうしていた』という類いの押しつけをしてきますからね。巨人の菅野智之(34)への憧れもあってハワイに後輩を連れていっての自主トレをしていますが、マネしなくていいところまでマネしている」
宜野座でキャンプを張る日本一・阪神も、去就問題で右往左往していた。在阪メディア関係者が明かす。
「平田勝男ヘッドコーチ(64)が次期監督候補に急浮上している。岡田彰布監督(66)は今季までが既定路線です。後継者候補の藤川球児氏(43)はグリーンカードを取得している関係で半年以上日本に滞在できないし、もう1人の候補の鳥谷敬氏(42)も現状はパリ五輪のレポーターに意欲を燃やしている。それならば、平田ヘッドなら調整役として岡田野球にも理解が深いだけに、後継者に適任という事情もあります」
もともと岡田体制は親会社の阪急サイドの意向で昨年に誕生した。今回の監督人事案が漏れ伝わるのは、阪神サイドが復権しつつある証しとの観測が出ているようだ。
「岡田監督の後ろ盾でもある阪急阪神ホールディングスの角和夫会長兼グループCEO(74)が宝塚のパワハラ問題で雲隠れを決め込んでいる。それだけに、当初から平田ヘッドを推していた阪神サイドの意向を反映させやすい状況にあるんです」(在阪メディア関係者)
しかし、平田ヘッドには野球以外で物言いが付けられていた。
「昨季、日本一のビールかけで『宴も竹中直人(たけなわ)』などのフレーズが注目されましたが、あれは中西清起氏(61)の持ちネタ。それを使って平田ヘッドがCM出演まで果たしているだけに、古いOBからは『お前のネタちゃうのに自分だけ儲けやがって』とツッコまれています」(スポーツ紙デスク)
まだキャンプ中だというのに、すでにペナント後の話題とは‥‥。