ロッテの佐々木朗希が1次キャンプ地の沖縄・石垣島で2度目のライブBPに登板し、20球を投げた。打者4人に対して安打性の打球をゼロに抑えると、
「感覚は良くなっているので、試合に向けて準備していきたい」
と球団を通じてコメント。メジャー移籍を希望して12球団最遅の1月26日に契約更改したことで、調整の遅れが心配されていたが、見事に打ち払ってみせた。
そんな中、最短で今オフにもアメリカに渡る可能性のある至宝に熱視線を送り、調査を進めているグループが2月の沖縄では多数、目撃されている。
「ロッテのキャンプ地にはメジャーリーグ球団と提携したスカウトが押し寄せ、投球フォームや体つきをチェックして、球速などの数値を計っていました。球場の受付をスルーして球団を通さず、ファンと一緒になって動画撮影するメジャー関係者もいましたね。動作チェックや可動域のチェック、練習中のコミュニケーション、メディア対応など、多岐にわたって調査を行っていました」(スポーツジャーナリスト)
フィーバーしているのはなにも、メジャー関係者だけではない。2月25日には沖縄県糸満市の西崎球場で、韓国プロ野球との練習試合に佐々木が登板するのだが、日曜日ということもあって、ファンが大挙して来場することが予想されている。
「糸満市が佐々木対策に乗り出していて、市職員や契約するガードマンを球場の各所に配置。新たにフェンスも設置して、佐々木を徹底的に守る構えです。行政を巻き込む騒動になっていますね」(前出・スポーツジャーナリスト)
開幕が近づくにつれて、ますます佐々木の周囲は騒がしくなってきている。
(田中実)