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記事全文を読む→あわや爆発事故…不適切にもほどがあった「阿部サダヲの行動」謝罪文
放送回を重ねるごとに視聴率が上がる話題のドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)だが、公式サイトにガチな謝罪文が掲載された。〈2月23日に放送した第5話に関するお知らせ〉と題するそれには、
〈2月23日に放送した第5話の中で、在宅酸素療法をしている患者の近くで煙草に火をつけるシーンがありましたが、酸素吸入中、周囲2m以内での火気の使用は、火災等のおそれがあることから厳禁とされています。誤解を招く表現となりましたことをお詫び申し上げます〉
と書かれている。
TBSが謝罪したのは、主人公の阿部サダヲが喫茶店のテーブルを挟んで古田新太と仲里依紗が演じる義理の息子、孫と話をしている場面。義理の息子は心臓手術を受けた後で、義父と会うため酸素マスクではなく鼻の穴から酸素を吸入するチューブ(鼻腔カニューラ)をつけている設定だった。
心臓を患い、常に酸素吸入が必要な義理の息子の前で、阿部はある真実に困惑し、タバコに手を伸ばすのだが、視聴者にタバコに火をつけるシーンをわかりやすく見せるため、ライターの炎はボウボウ。ライターやタバコの火が酸素ボンベに引火して爆発する危険もあるし、タバコの煙を吸った義理の息子が心臓発作を引き起こすやもしれず、ガチで「不適切にもほどがある!」シーンになってしまった。
この謝罪文を、SNSや一部ニュースサイトはネタ扱いしているのだが、同ドラマにたびたび登場する自虐的なテロップ〈この作品には、不適切な台詞や喫煙シーンが含まれていますが、時代による言語表現や文化・風俗の変遷を描く本ドラマの特性に鑑み、1986年当時の表現をあえて使用して放送します〉と、引火すれば「放火」「失火」の重罪に問われるタバコの火にまつわる謝罪文は次元が違う。
酸素ボンベの炎上爆発事故で思い出すのは、2019年4月に起きた、東京都文京区の料理教室でのものだ。両親と在宅酸素療法を受けていた女児のベビーカーと酸素ボンベが炎上し、女児が死亡した。
海外では2021年5月、イランの病院の集中治療室で患者家族が火を使い、酸素に引火して爆発。病院が炎上し、入院患者82人が死亡した。
コロナ禍の2022年8月には、名古屋市の飲食店が集まる雑居ビルで、飲食店従業員がタバコを吸いながら消毒用アルコールの補充をしていたところ、蒸発したアルコールが引火し、爆発する事故が起きている。
50代以上の「不適切にもほどがある!」世代は「昔は喫煙をウルサク言わなかったじゃないか」と反論したくなるかもしれない。同ドラマの主人公が生きている1980年代の平均寿命は、男性73.3歳。75歳以上の高齢者は669万人しかおらず、酸素ボンベを持ち歩く在宅酸素療養はなかった(注:1980年のデータ)。在宅酸素療法の保険診療を国が認めたのは、ドラマ設定前年の1985年だ。
それに対して現代社会は、人口の6人に1人が75歳以上、10人に1人が80歳以上になり、在宅酸素療法患者は17万人にのぼっている。あれだけヘビースモーカーの主人公が「この時代を生きていたら」在宅酸素療法を間違いなく受けているだろうが、今どきの若者がタバコを吸わなくなったおかげで、安心して散歩にも行けるのだ。
1980年代に好き勝手に生きた世代が、老いて社会に忖度や配慮を求めた結果、今の規制だらけの窮屈な世の中になったというのに「昔はよかった」などと気安く言ってほしくないものである。
主人公のケツバット教師が携帯灰皿など持ち歩いてないだろうが。現代では酸素ボンベを使っている患者の周囲で喫煙、吸い殻をポイ捨てした結果、「懲役10年以上」の重罪に問われるリスクがあることだけはお忘れなく。
(那須優子/医療ジャーナリスト)
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