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宮城野部屋「丸ごと転籍」問題で元魁皇・浅香山親方にもたらされる「大きなメリット」

 これは天国か地獄か。そして元最強大関は、火中の栗を拾うのか。

 強制引退させられた北青鵬の暴力問題で揺れる元横綱・白鵬の宮城野部屋だが、現在は同じ伊勢ケ浜一門で、元大関・魁皇が師匠を務める浅香山部屋への師弟一括転籍が有力になっている。

 魁皇は横綱にこそ昇進できなかったが、5回の幕内最高優勝のほか、殊勲賞10回、敢闘賞を5回も獲得した名力士。その握力は楽に100キロを超え、腕をきめて投げる豪快な小手投げで相手の肩を脱臼させることも。しこ名をもじって「破壊王」と呼ばれた。

 その取り口とは裏腹に、私生活では気配りのできる人間として、角界で慕う人間は多い。長年、大相撲を取材するベテラン相撲記者も、次のように話す。

「浅香山親方は同学年の藤島親方(元大関・武双山)をはじめ、違う一門の親方衆にも人望がある。今回の改選で日本相撲協会の理事に就任し、将来の理事長候補と目される人物です」

 浅香山親方は宮城野部屋から師弟を一括で引き受けるプランには、あまり乗り気ではないという。だが、八角理事長(元横綱・北勝海)ら協会執行部の強い意向が反映されており、押し切られる公算が大だ。前出のベテラン相撲記者も、

「浅香山親方は侠気のあるタイプですからね。頼まれれば嫌とは言わないでしょう」

 というのも、メリットもあるからだとして、

「協会執行部は、浅香山親方を宮城野親方の首につける鈴と考えており、もしその役割を無難にこなせば、評価は爆上がりします。理事長就任への大きなステップになるかもしれません」(各界関係者)

 それでも宮城野親方は、現役時代から協会と数々のトラブルを引き起こしてきた。さる親方も心配そうに言う。

「もし宮城野部屋を引き受けて、彼らがトラブルを起こせば、今度は浅香山親方の責任問題になる。まさに火中の栗」

 大関時代を思い出し、豪快な力技でねじ伏せることができれば、活路を開けるのだが…。

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