芸能
Posted on 2024年03月27日 17:59

「残念でしたが長い歌手人生に…」八代亜紀さんお別れの会で流れた「AI肉声」のフィナーレ

2024年03月27日 17:59

「昨年暮れ、残念でしたが長い歌手人生に終止符を打ちました。苦しい時も、楽しい時も、心の支えになったのは、皆さんからの声援でした」

 昨年12月30日に他界した八代亜紀さん(享年73)のお別れの会「ありがとう…これからも」が3月26日、東京都大田区の片柳アリーナで開かれた。五木ひろし、山本譲二、坂本冬美、小林幸子、高見沢俊彦といった歌手仲間やファンなど3000人が参列したこの会は、ステージ復帰を熱望していたという思いを汲み、八代さんの楽曲が流れるコンサート形式で開催された。

 冒頭のセリフは誰あろう、八代さんの肉声だ。ん、どういうことだ、と思えば、彼女の声をもとに生成されたAI音声だった。

 ラストでは、スクリーンに笑顔でピース姿の八代さんの写真が映り、

「ありがとうね、バイバイ」

 という八代さんの温かみのある音声が流れると、客席から割れんばかりの拍手が鳴り響いたのだった。

 生前の肉声と聞いて思い出すのは、2011年4月21日に55歳の若さで亡くなった元キャンディーズの田中好子さん。4日後の25日に青山葬儀所で営まれた告別式では、本人のラストメッセージとなる約3分20秒の肉声録音テープが流れ、弔問客の涙を誘った。

「映画にもっと出たかった。テレビで、もっと演じたかった。もっともっと、女優を続けたかった。お礼の言葉をいつまでも、いつまでも皆様に伝えたいのですが、息苦しくなってきました…」

 八代さんは自身のYouTubeチャンネル〈【公式】八代亜紀ちゃんねる〉で、次のように語っていた。

「コンサートやってて、サヨナラって満場の拍手の中で緞帳がダーッと下りて、(スタッフの)みんなが『お疲れ様』って言ったそこで、スッと横になって『ありがとう』って死んでいきたい」

 ファンもまた、もっともっと八代さんの歌声が聴きたかったに違いない。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク