社会
Posted on 2024年05月07日 17:58

GW中にまた!死亡者が続出しても「だんじり祭り」を中止にできない「経済効果」

2024年05月07日 17:58

 ゴールデンウィーク中に痛ましい事故が起きた。5月4日、神戸市東灘区で開催されていた「本山だんじりパレード」で、だんじり2台が接触。だんじりを引いていた男性が挟まれ、頭の骨を折る大ケガを負ったのだ。見物客らにケガはなかった。

 毎年のように起こる、だんじり事故。2023年10月には岡山県真庭市の「勝山喧嘩だんじり」で、だんじり同士のぶつかり合いに挟まれたとして、23歳の男性が死亡した。また、同じ月には大阪府大阪市生野区で、だんじりの試験曳き中に50代の男性が死亡する事故が起きている。

 だんじり祭りは各地にあるが、ここ数年、こうした事故を受けて、祭りに参加する若者が減りつつあるという。大阪府内の、とあるだんじりの町内会に参加する30代男性によると、

「昔は一族代々が祭りに参加して、子に引き継がれていく風潮でしたが、近年は少子化の影響もあり、跡継ぎが減ってきている。さらに毎年のように起こる事故を受けて、子供に対して『危ないからだんじりには参加してほしくない』という親が増えています。その結果、年配者の参加者のみが残り、それが事故につながる原因になっているのかも…」

 では毎年のように事故が起こるにもかかわらず、なぜ廃止の話が浮上しないのか。30代男性が続ける。

「祭りを開催することで、経済効果が期待できるからです。なので、たとえ事故が起きても、その年は中止になるかもしれないけど、翌年にはまた開催する。だんじりには事故がつきものと、参加者もわかって開催している部分はありますね。でも、だんだんと今の時代に合わせて、やりまわしや喧嘩だんじりなどの危険なパフォーマンスは縮小していくかもしれません」

 伝統文化のだんじりも、時代の流れとともに変化していくようである。

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