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記事全文を読む→甘い匂いのガスを撒き散らす「黒ずくめの怪人」出現!これはエイリアンかUMAか政府の実験か
その奇怪な事件が起こったのは、とある夜。アメリカのバージニア州ボトトート郡の町では、複数の民家の住民がひどいめまいやしびれ、吐き気に襲われ、あるいは意識を失うといった被害が続出した。
住民たちの証言によれば、黒ずくめの怪人に、甘い匂いがするガス状のものを撒き散らされたという。やがて警察が出動する、町中を巻き込んだ大騒動となったのである。
しかし、被害者らの証言は「犯人は筋肉質な男だった」「現場にあった靴跡は女物なので犯人は女だ」「いや、攻撃された時、1933年式の怪しいシボレーが家の前に停まっていて、車の中に男と女の姿が見えたから、犯行は男女2人組だ」と、まちまち。懸命の捜査もむなしく、黒ずくめの怪人の正体はつかめず。いつしか事件は、人々の記憶からも消えていくことになった。
これは1933年12月22日に起きた事件だが、11年後の1944年9月、今度はイリノイ州マトゥーンで、同様の「甘い匂いに襲われ、めまいや嘔吐を訴える」被害が報告された。超常現象研究家が解説する。
「この地域には工業地帯が隣接しているため、それらの施設から流れ出た汚染物質が原因ではないかとされ、複数の工場がやり玉に挙げられました。しかし立ち入り調査の結果、どの工場からも有毒な汚染物質は検出できなかった。しかも多くの被害者から、匂いをかぐ前に黒ずくめの怪しい人影を見た、という証言が出たことで、ボトトート事件の再来として、地元メディアで大きく取り上げられることになりました」
その後、犯人は「マトゥーンの毒ガス犯」「狂気の麻酔徘徊者」、さらには「マッド・ガッサー」と呼ばれ、地元住民を恐怖のドン底に突き落とすことになる。そして1944年9月13日の、一人暮らしの老婦人宅での襲撃事件を最後に、忽然と姿を消したのである。
「これ以降、現在までマッド・ガッサーが現れたという報道はありません。黒ずくめの怪人はエイリアンか、悪臭を放つUMAだったのではないのか、という説がある一方、集団ヒステリーだったのではないか、あるいはアメリカ政府によるなんらかの実験だったのではないか、とも」(前出・超常現象研究家)
さて、怪人はどこへ消えたのか。今なお、奇々怪々な事件として語り継がれている。
(ジョン・ドゥ)
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