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記事全文を読む→【2年ぶり優勝の舞台裏】石川遼がプレー中にマイクを付けて「ナマ中継」したキャディーとの「作戦会議」
実に2シーズンぶりの歓喜の瞬間だった。男子ゴルフ国内ツアー「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP」が6月23日、栃木県の西那須野カントリー倶楽部で行われ、石川遼が優勝を飾ったのだ。
最終ラウンドは2打差の2位からスタートして6バーディー、2ボギー。通算21アンダーで、2022年11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来となる、ツアー通算19勝目を挙げた。
ここのところ距離感が合わず、思うようにグリーンにショットを乗せることができずにいた石川。グリーンに乗せたとしても10メートルから15メートルほど残り、パターでカバーする戦いを強いられた。
「ところが今大会ではトップの位置を浅くしたことで、安定するショットが戻ってきました」(ツアー関係者)
現在は選手会副会長の任にあり、今大会では実行委員長となり、プレー中に初めてテレビ用のピンマイクを装着。ファンサービスとして、キャディーとの会話を視聴者に提供した。人気が低迷する男子ゴルフ界全体のことを考え、大会を盛り上げたのだ。
例えばグリーン上では、
「ジャストタッチしたら1メートルぐらい曲がるかな」
キャディーと作戦を確認し合うシーンでは、
「右への突き抜けはよくないもんね」
「3Uから8番アイアンとか?」
などなど。臨場感バツグンの会話を展開し、ギャラリーは一緒にラウンドしている感覚になったのではないか。
肝心の勝負では冷静な判断で優勝にこぎつけたわけだが、
「若い選手が飛距離を伸ばし、爆発力があるプレーをする傍ら、石川はマネージメント力で対抗しています。無理には狙わず、経験と自らの能力、コースと照らし合わせて、最善の選択ができるようになってきました」(ゴルフジャーナリスト)
16番ではピンまで残り225ヤードの地点から強引に2オンを狙わず、グリーン手前に刻んでバーディーを奪った。10代で「ハニカミ王子フィーバー」を巻き起こし、日本における最年少賞金王記録を保持する石川が「大人のゴルフ」へと変貌して、新境地に入った。
(渡辺優)
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