スポーツ
Posted on 2024年07月24日 05:59

阪神「死のロード」の比ではない!DeNAを襲う8月「灼熱屋外球場ロード」地獄の28試合

2024年07月24日 05:59

 プロ野球はオールスターゲーム前の前半戦を終了し、セ・リーグは3.5ゲーム差以内に巨人、広島、DeNA、阪神の4球団がひしめき合う大混戦。戦力が拮抗しているため、現状を維持していくか、我慢比べの様相を呈している。

 ここで8月の日程表を見ると、あることに気が付く。後半戦は7月26日にスタートするが、9月1日までの38日間、各チームは33試合を行う予定になっている。ところが横浜DeNAベイスターズは「28試合が屋外」であり、涼しいドーム球場では「5試合」しかない。しかもDeNAの選手が自宅から通える東京ドームではなく、遠征となるバンテリンドームのみ。DeNAの敵に「8月の猛暑」が加わることになる。

 振り返れば昨夏も、三浦大輔監督は試合前の練習を短くしたり、一部を屋内に切り替えるなどしていた。

 8月の日程的ハンディキャップといえば、夏の甲子園大会で本拠地を明け渡す阪神タイガースの「死のロード」が有名だった。今年も8月2日から29日までの間、甲子園球場での試合はない。しかし、京セラドームでのホームゲームが6試合、東京ドームとバンテリンドームでの試合もあるため、33試合中12試合が「室内」となる。

 東京ドームを本拠地とする巨人は33試合中18試合が室内となり、上位4球団の中で最も多い。

「中日も18試合が室内です。ひょっとしたら、中日が浮上してくるかもしれません」(スポーツ紙デスク)

 空調設備の整った球場で多く試合ができる巨人、中日が有利と言わざるをえないのだ。暑い屋外球場での試合が続くDeNAの選手が気の毒にすら思えてくる。

 上位4球団で最も厳しい夏を迎えるDeNAが首位争いに生き残るには、中日との6試合(地方1試合)に勝ち越さなければならない。

(飯山満/スポーツライター)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク