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記事全文を読む→「最も横綱に近い男」大関・琴桜は寄られても「相手の圧力を吸収してしまう」
大相撲名古屋場所9日目のとある一番が、相撲ファンの間で「ほっこり」を呼び込んだ。大関・琴桜が前頭四枚目の宇良を突きしで下し、7勝2敗としたのだが、敗れた宇良が勢いよく土俵下へ落下し、行司の木村容堂と激突。
その直後のことだった。勝った琴桜が土俵下へ降りると、宇良に手を差し伸べたのだ。「大関、優しい」館内からはそんな感想が漏れた。相撲ライターが言う。
「前日にも横綱・照ノ富士と激戦を繰り広げ、宇良の消耗は激しかった。この日も敗れてしまいましたが、それよりも右おっつけ、左のど輪で頂点を極めた祖父の横綱・琴桜と、優しいところがそっくりなんです」
琴桜は昨年春場所、大関に昇進。以降は10勝、11勝と、3大関の中では最も安定した成績を残している。今の佐渡ケ嶽親方の希望はむろん、横綱昇進だ。
「それがかなうところまできている。琴桜は足腰が重くて体が柔らかい。寄られても、相手の圧力を吸収してしまうのです。育ちがいいせいか、メンタルが少し弱いところがちょっと…」(前出・相撲ライター)
もうひとりの「将来の横綱候補」とされる関脇・大の里は今場所、いまひとつという感じだが、どちらが先に頂点に昇り詰めるのか、楽しみなのである。
(蓮見茂)
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