社会

山陽新幹線「500系」営業運転終了で訪れる「葬式厨で駅ホームが激パ」の地獄絵図

 山陽新幹線で運用されている新幹線「500系」(写真)が2027年までに営業運転を終了すると、JR西日本が発表した。これに撮り鉄からは大きな反響が出ている。

 500系はどんな新幹線なのか。鉄道ライターが解説する。

「高速化を目指して開発された車両で、先頭車両が尖ったデザインが特徴です。ドイツの工業デザイナーによるもので、最もカッコいい新幹線だと言われています。営業運転で当時最速の時速300キロを実現しました。新幹線は撮り鉄にあまり人気がないのですが、この500系だけは高く評価され、撮影する人は多いですね」

 現在は山陽新幹線「のぞみ」として、新大阪と博多の間で運用されている。すぐに撮り鉄が殺到するということはないが、引退間際になれば沿線にカメラの砲列ができることになりそうだ。

 となれば心配なことがあると、先の鉄道ライターは言うのだ。

「新幹線は高架を走っているので、撮影できる場所は限られます。簡単に撮れるのは駅なので、駅のホームに撮り鉄が殺到する可能性はありますね。500系はただでさえ人気があるのに、引退間近は撮影しようとする『葬式厨』が加わって、とんでもないことになるでしょう。現場が混乱することを、撮り鉄は『激しくパニック』、略して『激パ』と呼ぶのですが、山陽新幹線の駅が激パになるのは確実です」

 大ゴトにならなければいいが…。

(海野久泰)

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