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【球界のガリレオ】高専卒「力=FをTで積分するんです」阪神・中継ぎ豪腕・石井大智の難解すぎる投球理論

 セ・リーグ逆転Vに向けて負けられない試合が続く阪神タイガース。チーム防御率は2.43で12球団トップ(9月18日試合終了時点)。岩崎優とゲラのダブルストッパーにつなぐ中継ぎ投手陣の中で、抜群の安定感を誇る右腕が石井大智だ。

 昨年は44試合に登板して19ホールドをマーク。防御率は驚異の1.35だった。今シーズンは初めて50登板を達成し、防御率は1点台。奪三振率11.13は、40イニング以上投げているセ・リーグ投手の中では1位だ。伝家の宝刀シンカーで、左打者からも三振が奪えるのが強みだ。

 石井は5年制の高等専門学校を卒業(秋田高専)という、異色のキャリアを持つ。独立リーグを経て、2020年にドラフト8位で阪神に入団した際には「NPB史上初の高専卒業生」「高専の星」と騒がれた。

 9月15日放送のスポーツ番組「すぽると!」(フジテレビ系)にVTR出演した石井は、自身の投球術を次のように「解説」していた。

「ボールに対してどうやってエネルギーを伝えていくか。『力×時間』で一種のエネルギー量っていうか、物理量になるんですけど、それを紐解いていくと『力=F』をTで積分するんです。Tの長さをどれだけ、時間を長くとれるか」

 この発言を受けて、スタジオで感想を求められたプロ野球解説者の川上憲伸氏は「すいません、数字弱いんで」と苦笑いを浮かべたが、球界関係者は難解すぎる投球理論についてこう話す。

「石井投手が言う『Tの長さ』というのは、おそらく球持ちの良さを表現したものでしょう。リリースポイントを極限まで前に持っていくことで伸びのあるストレートが生まれ、抜け球が少なくなります。今シーズン、ストレートの威力が増したのは、彼独自の理論の賜物かもしれません。もともと建築士を目指していただけあって、体作りや体調管理に余念がない。最新のトレーニングやサプリなどを取り入れて、連投に耐えうる強靭な肉体をキープ。『球界のガリレオ』と呼ばれるゆえんです」

 ヒーローインタビューでは「勝ちマッスル」を決めゼリフとする石井だが、頭脳もズバ抜けていたのである。

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