社会
Posted on 2024年09月28日 17:58

【感染症致死率30%】屋外ベンチにもウヨウヨ!5ミリの体長が2センチに膨れ上がる「吸血マダニ」のヤバさ

2024年09月28日 17:58

 猛暑列島にもようやく秋の気配が漂い始めたが、秋は梅雨時とともにマダニが大量発生する季節であり、マダニによる被害が多発する危険な時期でもある。

 マダニは目に見えないほど小さい家ダニなどとは違い、体長が3ミリから10ミリにも達する大型のダニである。山野のみならず、街中のちょっとした植え込みの近く、例えば都心の屋外ベンチなどにもウヨウヨ棲息しており、人間の皮膚に食いついて吸血する機会をうかがっている。

 マダニは人間の皮膚に取りつくとまず、太腿などの柔らかい部分に口器を差し込み、セメント状の物質を出して地固めをする。この時、麻酔作用のある唾液が同時に注入されるため、食いつかれていることに気付かないケースは多々ある。

 その後、数日から10日くらいかけてゆっくりと吸血していき、吸血後は5ミリ程度だった体長が10ミリから20ミリへと膨れ上がっていく。

 吸血が終わると自然に皮膚から離れていくが、吸血中のマダニを皮膚から取り払おうとすると、マダニの口器が皮膚に突き刺さったままの状態に陥る。したがって、吸血中のマダニを発見した場合は、そのままの状態で医療機関を受診し、適切な処置を受ける必要がある。

 なんとも不気味な生態と言っていいが、さらに恐ろしいのがマダニ感染症だ。

 マダニは重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ライム病、日本紅斑熱などの致死的な感染症を媒介する。中でも恐ろしいのがSFTSで、マダニに食いつかれてから6日から14日間の潜伏期間を経て、発熱、全身倦怠感、腹痛、下痢、嘔吐、リンパ節腫脹、頭痛、出血、筋肉痛、神経症状などの激烈な症状が出現する。しかも、現時点で有効な治療薬は存在せず、感染後の致死率は30%にも達するのだ。

 これからのシーズンは、登山やハイキングに出かける際はもちろん、街中でもマダニに対する警戒を怠ってはならない。

(石森巌)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク