社会

大阪ホストクラブにもついに警察の「指導」が…原因は「立ちんぼ通り」またまた活性化

 大阪府警が大阪市のミナミでホストクラブやメンズコンカフェの経営者を対象に合同説明会を開催し、風俗営業法などの法令順守を徹底するよう指導を行った(写真はホストクラブが立ち並ぶ宗右衛門町)。

 近年、ホストクラブにおいて、多額の売掛金を抱えた女性客が売春などを強要される事例が問題視されている。府警は違法行為の摘発や顧客トラブルの防止策について説明し、経営者に対して健全な営業の実施が社会的責任であることを強調した。

「ついに警察がホストクラブの取締を本格化させたのではないか」

 と指摘するのは、大阪の夜の街事情に詳しい飲食店関係者だ。

「大阪のホストクラブに通う女性の多くは、以前は東京の性サービス店で働いていました。しかし近年では大久保公園の立ちんぼ増加が影響し、梅田のアメリカン通りでも立ちんぼが目立つようになってきたんです。この通りは昔から立ちんぼスポットとして知られていましたが、1年ほど前からホストの売掛金を払えない若い女性が急増しました」

 立ちんぼが増えると同時に、警察の取り締まりはより厳しくなった。昨年10月には、アメリカン通りで立ちんぼをしていた20代の女性3人が、売春防止法違反の疑いで逮捕されている。

 また、今年6月には売春目的で客待ちをしていた19歳と27歳の無職女性、そして22歳の性サービス店従業員の女性3人が逮捕された。

 だが、逮捕されてもまた新たな立ちんぼが現れ、警察が取り締まる「いたちごっこ」が繰り返されていた。それが最近になって、状況が変わり始めている。

「来年開催される万博を控え、府警がアメリカン通り周辺の立ちんぼだけでなく、ホストクラブ自体を取り締まろうとしているのかもしれませんね」

 先の飲食店関係者はそう指摘するのだ。東京ではホストクラブの売掛制度が今年4月に廃止されたが、大久保公園の立ちんぼとの攻防は今も続いている。大阪府警による今回の合同説明会は、はたしてアメリカン通りの浄化に向けた大きな一歩となるのだろうか。

(カワノアユミ)

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